二度目の衝撃 - 大島てる

京都の民家でシロアリの駆除を依頼された業者が、
床下を確認してみたところ、二人分の遺体を発見するという出来事がありました。

シロアリの駆除を依頼したこの家の所有者も、
まさか床下に遺体があるとは思わなかったと話しました。

ただこの家は、8年前に当時の家の所有者と、他の二人が集団自殺をしたことで知られていました。
今の所有者も、それを知った上でこの家に住み始めたということです。

よく事故物件なんて怖くない、自分なら住めるという人がいます。
この今の所有者も、もう遺体は片付けられているし、
家も綺麗になったからと住み始めたわけなんですが、
まさか他にも二人分の遺体があったとは思わなかったでしょうし、
それだったら住みたくなかったと考えたかもしれません。

実はこの床下に新たに見つかった二人が亡くなったほうが、三人の集団自殺よりも先、時期としては早いんです。

もしかしたら、二人を殺した犯人が、もうダメだということで自殺をしたのかもしれませんし、
他にも様々なケースが考えられますが、何がなんだかわからないといったことになっています。

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