二階の窓からの眺め

322 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/07/27 16:57
僕が幼稚園の時の話をします。

僕は幼稚園の時、両親と一緒に寝ていました。
ある夏の夜、夜中にふと目がさめました。
辺りを見回すと両親がいません。
ぼくはパニック状態に陥り泣きじゃくっていました。
そして泣き止み、二階の窓から家の前の道を眺めていました。
家の前の道には、白いライトバンが停まっていました。
数分後、道のむこうから誰かが歩いてくるのが見えました。
僕は、両親が帰ってきたと思い喜びましたがその人影は一人でした。
がっかりしながらもその人影を見ていると足音は一人なのですが一人ではありませんでした。
ガタイのいい男性が女性を肩に担いでいました。
男性はあたりをきょろきょろしながら歩き、女性は明らかに意識がありませんでした。
よく見ると女性は後ろ手に縛られて目隠しをされていました。
そして、男性は白いライトバンの前で立ち止まるとハッチバックを開けおもむろに女性を投げ込みました。
女性はノーリアクションでした。
ハッチを閉める時、女性の足がドアに思いっきり挟まれましたがまたもノーリアクション。
それから、男性が運転席に乗り込み白いライトバンは行ってしまいました。
僕も疲れて寝てしまいました。
翌朝、両親にどこに行っていたのか聞いてみると飲みにいっていたそうです。
両親に昨夜の話をすると夢でも見てたんだろうと言われましたが絶対に夢ではありません。
あれは誘拐だったのでしょうか。
それとも、死体遺棄でしょうか。 

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