○○君だよね

445 :本当にあった怖い名無し:2008/01/14(月) 01:39:27 ID:ZWO2Ct8kO

あれはまだ昭和の時分の出来事だった
当時、俺はまだ小学一年だった。
家の電話が鳴ったから出てみた。男の声だった。
男「こんにちは。○○君だよね」
俺「そうです。」
男「君の落とし物を拾ったんだけど」
俺「落とし物って何ですか?僕何も亡くしてない」
男「今、君の家の近所の○○公園のあたりいるんだけど取りに来てほしいんだけど」
俺「誰ですか。無くしたものって何ですか」男「○○公園って場所判らないかな?待ってるんだけど」

会話が成立しない大人と始めて遭遇した俺は若干パニック状態になり言葉に詰まる
電話での俺の会話を不審がった母親が電話の側にくる
母「誰と話してるの?」
俺「お母さんと代わります」
ガチャ。ツーツー
母「電話切れたわよ」

母親に事情を説明し近所の公園までいったが待ってる男はどこにも居なかった
そして、何かを落としたんじゃないかと必死に両親とチェックをしたが、無くしたものは何もなかった

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