犬
447:名無しさん@おーぷん:19/11/17(日)03:14:37 ID:bw2 ×
ちょっと長くなりますが、これは私が小学生だった頃の話です
当時はオカルトブームも下火で怖い話よりも漫画やドラマの話の方が盛り上がっていました。
しかし、ノストラダムスも過ぎ一年あまりたっても冷めやらぬ私は
必死にオカルト話(当時はあまり都市伝説という言葉は浸透していなかった)をさがしていました。
夏休みも没頭し過ぎて宿題も期限を守れないというダメっぷり。
夏休みが終わり、そろそろ他の事に目を向けよう。そう思った帰り道の公園に黒い人影が見えました。
最初は誰か遊んでると思ったのですが近づくにつれて奇妙な動きをしてるのに気づきました。
閑静な通りに面してたのでとても怖かったのですが少し興味が勝ってしまい公園に近づいてみたのです。
「ザッザッザザッザッザッザザッ」
腕を垂れ下げ円を描くようにひたすらステップしていたのです。
なんの意味があるのだろう…そう考えているとその影が急に止まり、四つん這いになってこちらを向きました。
とっさにヤバイと感じ、転びそうになりながらも走り、家に着きました。
体は震え、唇が青くなっていたようです。(後から弟に教えてもらいました。)
家族が心配そうに見るも、具合が悪いといい部屋にこもっていました。
その晩一睡もできずに朝を迎えました。
学校行かなきゃ、そう思うのですがなかなか震えが止まりません。
家族にも休めばと言われましたが学校自体は好きなので行きたかったのです。
そこで仲の良い友達に電話をし、家まで来てもらい一緒に登校することにしました。
その公園の前を通らなければ大丈夫、そう思って支度を終え、友達が来るのを待ちました。
そろそろかな、そう思った時に玄関を開けたお母さんの悲鳴が聞こえました。
そこには家を出たすぐの道で泣きながら「違います…」と呻く友達とその友達の足を噛んで死んでいる野良犬がいました。
私も失神してしまい後はお母さんから聞いた話なのですが、
友達が迎えに来る時に逆光で黒くなったような人影が(性別などはよくわからなかったそうです)
犬の首を絞めながら「貴様だな」と高いかも低いかもわからない声で叫び、その犬を投げつけてきたそうです。
もしかしたら私を探していたのかもしれません。その事件は野良犬が襲っただけで事件性はないと警察は判断したようです。
怪談みたいなオチはありませんが未だに一人で歩けません。

