呪われた14階

345 名前:本当にあった怖い名無し :2006/03/16(木) 07:09:02 ID:Pqoq1m6T0
あんま長文とか書かないから読みにくいだろうし携帯からなんで思いつきでさらに長くなるかもだけどちょっと気になるんで書いてみる
さっきまで眠れないんで洒落怖のまとめ読んでたんだけど、パート120かな?その中に『流れる血』っていう自殺の瞬間を目撃して~みたいな話を読んでて思い出した話
俺が小学校の時住んでた三階建てのマンションの500m位先に、上記の話と同じく頻繁に飛び降り自殺が起こる事で有名な15階建てのマンションがあった。
不思議なのは飛び降りに手頃?なのはそのマンションだけでなく少しいけば13階建てのマンションがあるのにそこでしか飛び降りたという話を聞かない事。
しかもその飛び降りはなぜか必ず14階からで、飛び降りた場所も皆一緒だそうで、その場所は呪われてるんじゃないかと噂されていた。
俺は所詮噂だろ?程度にしか思ってなくて、一度その噂の現場にいってそこから下を見下ろしたりしてみたが、高いし何か引き込まれそうな感覚ってのはあったが特に異変無し。この通り無事存命してるw
そのマンションに住んでる友人からリアルな自殺現場話なんか聞かせてもらったりしてたが、結局俺自身何も起こらない事と自殺してる人は確かにいるが呪い云々は信憑性が無いからとガセネタ確定と考えていた。
俺のマンションてのが件の二棟のマンションの間に建っていたんだが、時折自分の家の窓からそのマンションを眺めたりしていた。
夕暮れ時に夕日に照らされたマンションがとても綺麗だった事を覚えてる。
噂の呪われた14階のあの場所もそこから見えていた。

その日も俺は宿題の途中にほげーとそのマンションを眺めていた。
あー夕日が綺麗だなーなんか考えながら眺めていると、ふとあの14階のあの場所に人が立っている事に気づいた。
その小指位のシルエットは特に何をするでもなくそこに突っ立っていた。
その時俺は瞬時に、あぁあの人も噂を聞いて見に来たのかな、なんて考えていた。
そしてそのまま何の気なしにそのシルエットを眺めていた。
そもそもそれが間違いだった。
10分かそこらか、夕日も落ち始めた頃、なかなか立ち去らないシルエットを眺めているのに飽きた俺はそろそろ宿題再開すっかなと視線を逸らそうとしていた。
それは、急に動き出した。
おっと思ったその刹那、その影はゆっくり14階から落ちていった。真っ逆様に。
おいおいマジかとパニクる俺。
そうだまずは事実確認だと、そのマンションに住んでる友人に電話をしてみる。
友人に嫌々確認してもらったところ、何もないとの事。
あれ?おかしい、俺は確かに見たのに…
どうしても信じられずそのマンションに行ってみるが、確かに何も無い。
友人と合流し、ほらな?という顔をされる。
あんな幻覚見るなんて疲れてんのかな…と思いながら上を見上げてみた。
14階のあの場所、何かがちらりと横切った気がした。
急になぜかそれ以上そこにいるのが嫌になり友人に平謝りしながら急いで帰路についた。
友人が最後に、「そんな冗談はやめてくれ。住んでる者の身にもなってくれ」という言葉がしばらく頭から離れなかった。
それからはそのマンションに近づかなくなったし見ないようにしてたのであの時俺が見たシルエットがなんだったのかはわからずじまい。
俺の当時のビビり具合は半端じゃなく、悪いとは思ったが友人宅に誘われた時もやんわり断ったりしてたw
あー俺もあのシルエットの正体暴いてたら怖い目に合ってたのかなぁと思い出してゾーッとした。
それでもあれは一体なんだったんだろうとやはり気になる出来事でした。
長文申し訳

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