たきのおとがうるさい

435 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/12/01 14:27
小さい頃、夏休みに田舎に帰った時の話。 
じいちゃんばあちゃん+自分含めた家族で近くの山(あんま高くない奴)に登った。 
ガキの無根拠な元気に任せて独断専行した自分。晴れてたし親も止めなかった。 
頂上近くで雲だか霧だかが濃くなってきてはぐれた。 
周りはシーンとしてて、怖くて声も出せなかった。 
真っ白にかすむ中でウロウロしてたら、耳元で声がした。 
「たきのおとがうるさい」 
は?と思ったら突然ドドドドドと水の落下音。音を追っていったらかなり豪快な滝壺があった。 
細かい水しぶきが顔にかかってきて、涼しいというより肌寒かったのを覚えてる。 
しばらくそこで休んでたら霧が晴れてきたので、元来た道を戻った。 
親発見。その後は普通に山を下りた。 
帰ってから「ねー滝があるならなんで見に行かなかったの?」と聞いたら 
そんなものあの山にはないと言われた。
山中異界? ガキの夢?  
ていうかあの声誰だったんだろう。滝の音もそうだけどすげーリアルだった。 
他にも山で変な音聞いた人いますか?

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