レコードからカセットに録音

282 :1/2:04/06/22 12:10 ID:cASYpQvk
ほんのりなのですが、どうにも説明がつかない話。 


まだCDじゃなくてレコードだった時代。 
当時は狙いを定めて手動で針を落とすタイプのプレイヤー(曲の頭出し機能はナシ)でした。 

とある10曲入りのアルバムをレコードからカセットに録音していた時のことです。 
(カセットは買ってきたばかりの新品で、何も入っていない物です) 
10曲全部取り終えたのですが、カセットの残量が半端に3曲分ぐらい余ってしまいました。 
そこで、別のアルバムから好きな曲を3曲選び、その余白に録音しました。 
(別の10曲入りアルバムの2曲目と5曲目と6曲目です) 
ちなみに自動停止機能なんてありませんから、録音時はつきっきりです。 
最後の曲を取り終え、カセットとレコードをそれぞれ停止させました。 

後でカセットを聞き返してみると、 
最後の曲(別アルバムの6曲目)の後に奇妙な音が録れていたのです。 

『録音したはずのない7曲目の前奏と8曲目の前奏がキレイにくっついたもの』 

7曲目の前奏だけなら、停止しそこねて入ったんだなと思えますが、 
8曲目の前奏もぴったりくっついているんです。 
CDなどのデジタル機器ならともかく、アナログ盤ですから、上手い具合に2曲分、 
前奏部分めがけて針が飛ぶとかしない限り無理なんです。 
録音時はつきっきりでしたから、そんなアクシデントはありませんでしたし、 
しかも前奏だけをそんなにぴったりキレイに編集するのは、やろうと思っても難しい事です。 

気持ち悪い音とか、呪いの声とかならともかく、前奏だけってのがなんとも意味不明で 
「ああ、選ばれなかった曲の呪いなんだな」と解釈しております。 

ちなみにそのカセットは、おかしな音部分を消しちゃって、もうありません。 

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