砂漠

354 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/01/04 23:22
ある白人男性が通勤途中、砂漠を横切ろうとして遭難した。
彼は砂漠への知識があったため、砂に大きくSOSと書き、その場を
動かなかった。しかし、2日間救助がこなかった為、彼はこれまでの
経緯を書いた紙を車のワイパーに挟み、少しの荷物を持って南に向かって
歩いていった。彼はそのまま二度と姿を現さなかった。
もしも北に向かって歩いていれば、一時間としないうちに
ハイウェイにぶつかっただろう。

ある白人家族が、サハラ砂漠北西を旅行に訪れ車で横断していたが
タイヤが砂にとられ、立ち往生してしまった。
しばらくその場で待っていたが、結局夫が妻と二人の息子を残し、
助けを呼びに行くことにした。
灼熱の砂漠に耐え切れなかった夫はTシャツを脱ぎ、上半身裸で歩き回った。
(これは砂漠では水分を奪われる為致命的な行為である)
一昼夜歩き回った夫は、その場に倒れてしまうが、その何時間か後、
遊牧民族に発見され、無事保護してもらうことが出来た。
一晩明けて、夫は遊牧民族の助けを得て車を捜すことになった。
車は短時間で見つけることが出来たが、妻子の姿はなかった。
妻と息子達は待つのに耐えることが出来ずに、夫が出てしばらくしてから
夫と共に行こうと車を出たと思われるが、夫は妻子に二度と会えることはなかった。

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