家族愛?

296 :耳袋の夜 ◆ryof9hzfa. :2006/08/12(土) 05:35:01 ID:6VRxWei60
友人の母親Hが体験した話です 
2~3年実家に帰らず音信普通でいたらしいんですが 
久しぶりに実家に電話をしてみようと思ったらしいんです 
実家にはHの母親一人で暮らしていたんです 
父親は3年前になくなり、そのときに母親と大喧嘩をしてから実家には帰っていなかったんです 
が、ある日 
夏の暑い夜に寝ていたとき突然金縛りになったそうです 
体は動かなかったらしいんですが首だけは動いたようなんです 
すると、ベッドの横に誰かが立っているんです。 
最初はぼんやりとしか見えなかったらしいんですが 
徐々に顔が見えてきました。 
それは、3年前亡くなったはずの父親でした 
「実家のトイレを見てきてくれ」と、父親はそれだけを言ってすぅーっと消えて言ったそうです 
その次の日、夜のことが気になったため実家に帰ったそうです 
が、実家にはここ最近人が生活した形跡が感じられないのです 
母親が住んでいるはずなのに、生活の形跡がない 
夜に父親が言っていたトイレを見てきてくれといっていたことを思い出して 
トイレに行ってみると、そこにはトイレの中で母親が倒れていたそうです。 
死後3ヶ月くらいたっていたために異臭がひどかったらしいんですが 
Hさんは母親の遺体を抱いて1日中泣いていたそうです 
父親が、Hさんに母親が死んだことを知らせるために夜やってきたんでしょうと言っていました。

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