カーナビ

 
1268 :裕:2011/05/20(金) 19:56:39 ID:qzl//bv60
これは、私が車の免許を取り立てのころの話です。
友人3人とドライブをした帰りにふとY県の下○温泉に続く道を通っていた時
丁度時間は午後2時ごろで、天気もよく4人で話ながら走っていました。
当時まだ免許を取り立てで道も自分で運転するのは初めて(その道)で、ナビ(当時の新型)
を見ながら走行していました。正確に言うと助手席の友人に見てもらいながらです。
最初、到着目的地まで約45分とでていてたのですが・・・
その後どんなにナビに従おうとしても道がなかったり行き止まり・・・
そのたびにナビがルート補正をしていました。
友人も最初は、「まぁ・・・いいじゃん楽しくて」ってな感じで楽しんでいました。
その後3時間くらい経過し山間のため日が暮れてきました。
流石に、友人たちも「おかしくね?45分(30キロ程度)なのに3時間って・・・」
女の子もいたのですが「気味悪くない?」「いくら免許取立てでも、横でナビしてくれてるのに・・・」といいはじめました。
私も気味が悪いので、いったん路側帯に車をとめナビを確認してみました。
そしたらさっきまで目的地まで結構距離があったのに「残り1k」になっていました。
とりあえず道なりに進んでいくと・・・・

「パン・・目的地周辺です!実際の交通規制に従い走行してください。」

「えw?なんもないじゃん」友人の一人が言うと、もう一人が
「だねぇ~!左に沢右に山w」

女の子は、「このナビ故障じゃない?私携帯のナビ機能で見てあげる」といい
しばらく現在地検索をしていると・・・
「嘘っ!ここ下○道の駅になってるよ!!」

「そんな馬鹿な・・・・」残りの友人と私がシンクロしてしまいました。
「ここは沢と山しかないよ?」「携帯みせてみな」と友人が確認すると確かに道の駅になっていました。
私はふとフロントガラスの前方をみると、人が沢の方から上がってきたので、車から降りて
道を聞きにいきました。
「あの~すいません。道が分からなくて・・・ナビも使えなくて、ここはどこですかね?」
そうしたらおばあさんだったのですが・・(どこにでもいる畑のおばあちゃん)
「ここはね・・Y県の下○温泉ですよ」
「はい・・ナビでもそうでているのですが、周りに何もなくて携帯にもそうでてるのですが」
「じゃぁ携帯をみせてごらん」と老婆がいう
「R子携帯かして」と私が言う
携帯を老婆に見せようとしたとき・・・・老婆が背負っていたリュックから草刈鎌をだして私に振ってきた・・・
「あぶない・・・」友人が私を引っ張ってくれた。
「おばあさん何するんですか(怒)」私が言うと
「ククククククック」と笑いながら猛スピードで山の斜面に走り出し斜面を登っていった・・・

友人らと怖くなり・・無我夢中に車で走り・・気がつくと 山を抜けていました。

後日、ネットで調べたところ結構有名な場所らしいです。 

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