お告げ

813 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/07/04(火) 01:48:29 ID:4f1M5XyA0
私はまったく覚えていないんだが、時々おつげじみた事をするらしい。

最初は学生の頃。
提出するレポートが完成間近の時にワープロがクラッシュ 。
残り三日ほどでもう一度書き上げなくてはならないハメに陥った時だ。 

三日間ろくに睡眠もとらず、どうにか書き上げて提出にこぎつける事ができたが、
すでに限界を突破していた私は、家に帰るなりリビングでスイッチが切れたごとく眠りについてしまった。

しばらくして目が覚めたとき、なぜか家族がまるで異様なものを見るような目で私を見ていることに気がついた。 
話を聞くと、リビングでそのまま突っ伏して寝ていた私はいきなり起き上がり 
まずは父に向かって「上の兄に連絡をとれ、体を悪くしている」といい、 
次は母に「探しているものは左の引き出しの奥にある、引き出しを外してみろ」といい、 
次は兄に「あの家はやめておけ。理由がしりたければ二軒隣の婆さんに聞いてみろ」 
というだけ言ってまた眠ってしまったとのこと。 

これだけならただ妙な寝ぼけ方をしたという話なんだが……
翌朝言われたとおり 電話をした父は兄が心臓を悪くして昨夜救急車で運ばれたと聞かされ、 
母は言われたとおりの場所から探していた保険の書類を見つけ、 
兄は買おうと思っていた中古の家が実は事故物件であったのを知ったそうだ。 

偶然といえば偶然なのだが、このお告げはそのあとも幾度かあり、それもすべて的中というのが不思議でたまらない。


869 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/07/05(水) 22:58:28 ID:E6PfZ8bk0
>>865 
意識不明なんてカッコよいものではなく、
何日か徹夜したりしてスイッチが切れたように眠ったときに限り起こっていたみたい。 
私はまったく記憶がないんだが。

一番オカルトらしかったのは、楽しみにしていたRPGをようやく手に入れて、週末なのをいいことに徹夜までしてやった時のこと。 
睡眠も食事もろくにせずにやりこんでたんだが、
とうとう親に「いい加減に食事くらいしろ」と怒られしぶしぶリビングに行ったんだが、待ってる間に我慢できずスイッチが切れた。
 
椅子に座ったまま爆睡する私に、「アホかこいつ」と両親が呆れた時、 
いきなり私はムクリと体を起こすと、誰もいないほうをじっと見つめて、なにやらぶつぶつ言い出したらしい。

最後にひとつ頷くと、私は母親の方を振り返り、
「今、ケンおじが来てたよ。悪いけど後は頼むって。明日、迎えにいってあげて」
と言ってまたテーブルに突っ伏して爆睡してしまったらしい。
 
ケンおじというのは母の一番したの弟で、はっきり言ってロクデナシ。
定職もつかずにブラブラしていた人だが、私には優しかったので大好きな親戚の一人だった。 

すでに何度かお告げを経験していた母は、
すぐに近くに住んでいる叔母に電話して翌日様子を見てもらうように頼んだらしい。 

結果は書かなくてもわかるかもしれないが、ケンおじは家で死んでました。 
酒で肝臓を悪くしてたせいか、血を吐いていたそうです。

一人暮らしだった為そのまま誰にも見つけてもらえ、叔母が行ったときにはすでに死後何日かすぎていたみたい。
これはきっと、なかなか見つけてもらえなかったケンおじが私に頼みにきたんだね、と言われています。

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