JR尼崎脱線事故

39 :本当にあった怖い名無し :2005/10/24(月) 20:28:39 ID:jTNsPLK/0 

久々の休みで朝から洗濯しながらテレビを見てたら急に睡魔に襲われて、 
洗濯途中にも関わらず、テレビの前で気づいたら寝てました。 
あの夢は(私にとっては)珍しくカラーで映像もくっきり残っています。どんな夢だったかというと・・・
 
私は知り合いの人と二人で並んで歩いていました。灰色のコンクリートで、 
すぐそばにはもうひとつの道が、ちょうど2階から下を見下ろしているぐらいの高さ 
にあることに気づきました。私が下の道を覗き込むと、知り合いが「見たらあかん!」 
と叫び、びっくりした衝撃で下に落ちてしまったのです。
衝撃と共に左肩に激痛が走り、我に返ってあたりを見渡すと、そこは道じゃなく、 
線路だということに気づきました。
それも真っ赤な血が広がり、たくさんの無残な遺体が無造作に並べられており、ちぎれた腕や足が目の前に転がっていたので、私はあまりの 
衝撃に声も出せませんでした。そして無表情のぼろぼろの人たちが、線路の先に見えるトンネルに向かってゆっくり歩いていく 
姿があり、無意識に私もそのトンネルに歩いていこうとしてました。
するといつの間にか隣にいた知り合いが私の腕をひっぱり引き止めたのです。 
「この先はこの人らが行く場所で、お前は行ったらあかん。
ひどい事故やった、この人たちも自分がなぜここにいるのかわかってへん、だからトンネルの向こうに行かな 
あかんねん。」 
「あのトンネルの先に何があるん?」 
知人は黙り、私はゆっくり歩いている人を見つめながら、号泣しました。 
 
目が覚めて、今のが夢だったと理解するのに少し時間がありました。私は泣いていたし、起きた時の体勢があの夢のままで寝転がっている 
状態でしたから。体が重く、起きて洗濯物をとりにいこうと立ち上がったとき、左肩に違和感を感じました。 
めくってみると大きな青あざができていて、ぞっとしました。 
と同時にアナウンサーがいきなり「緊急情報が今入ってきました」的なことを言ったのでまさか、と思って振り返りました。
そう、あの「JR尼崎脱線事故」を伝えるニュース。 
真っ青になって知り合いに電話したのはいうまでもありません。

 

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