日本兵

216 :本当にあった怖い名無し[sage] :04/08/18 22:18 ID:IkN++nUR

私が、厨房の時の修学旅行での話。 
あの時はちょうど今の時期と同じで湿っぽくって蒸し暑かった。 
私の中学はテロ警戒ってこともあって田舎で近くに湖がある場所で宿泊訓練施設といった 
ような各自分たちで料理を作ったりするようなところでした。 
そこは、怪談があって、昔は墓地だったとか、処刑場があったとか。 
女子たちの間では旅行前からいろいろと噂されてました。 
旅行二日目の夜に予てから予定してあった肝試しをすることになりました。 
各班8名ずつ6班で湖を一周して帰ってくるというものでした。 
私の班は1番最初に出発したこともあって、もうゴール地点というところで、怪談話があるということで 
男子一同、ここら辺を捜索しようと言い出し、まぁ時間もあることだしとみんなで探検ごっこをしてました。
ごっこを始めて数分がたったところで、前方に人影が見えた気がしました。 
次の瞬間ぞっとしました。

そこには、紛れもなく戦時中の日本兵が立っていたのです。 
その日本兵は小銃を構えていました。 
やベーよ、やベーよと逃げようとしていたら、日本兵が、何かしゃべっています。 
日本兵は、「おまえらはてきか」とか「なにものだ」とか叫んでいます。 
そこでホントにまずいと思いみんなに逃げようと合図をだそうとしたところです。 
パーン!! 
銃の発射音が聞こえました。 
打たれたのは、男子の一人でその場で倒れていました。 
私達は、打たれた子を3人で抱えてそこから走って闇雲に逃げました。 
何分か走ってると学校の教師が僕らを発見してくれて助かりました。 
私たちが発見されるまで3時間半かかっていたそうです。 
でも私達はほんの2~30分くらいのことだったのですが・・・・。 
それで、打たれたA君は不思議に傷がなく、意識を取り戻すのに3日かかりました。 
旅行からかえり班全員でお払いを受けました。 
今思うとあそこには日本兵の霊が帰ってきていたのだと時々思い出します。
長文、流れ無視スマソ。

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