神社での肝試し

350 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/12/27 19:05 
私のほんのり怖い体験を書かせて下さい。
と、言ってもあんまり怖く無いですが・・・。

厨房の時、塾の合宿でなんか田舎へ行ったのです。その際、やはり最終日には生徒を少しは楽しませようと言う魂胆からか、肝試しが行なわれたのです。
当時女子中学に通っていた私は、特に男子とのロマンスも無く、テキトーなレベルの男子と班を作らされて出発させられ、あまりやる気がなく記憶もあいまいなのですが、ある神社まで行って、お札かなにかを取って戻る、と言った内容のものだったかと思います。
とにかくそんな事で、よく知らない田舎の道をテキトーな男子と歩き、神社へと辿りつきました。
お札がある境内までは、生垣にかこまれた長い階段があり、とりあえずそこをみんなで昇って行きました。
昇る途中、連れの女子が怖いと言い出し、みんなで立ち止まった時の事です。
私は怖がる女子をなだめながら、生垣の所近くに立っていたのですが、ふいに足首を誰かに掴まれ、飛びあがるほどに驚きました。
「誰か足を掴んだ!!!」
私はびっくりして叫んで生垣を見たのですが、誰もいませんでした。
脅かし役の先生だろうと思ってとりあえず無事肝試しを終え、宿舎に戻りました。
全てが終了し、雑談が始まった時に、足を掴んだのは誰かを探すために様々な先生方に話しを聞いてみたのですが、不思議とどの先生に聞いても、生垣で待機していた人はいないと言うのです。
始めは先生方がグルになって私を怖がらせようとしていると思ったのですが、よくよく思い出してみると変な事に気付きました。
生垣は細かい枝や葉が密集していて、大人が忍び込める隙間などあるはずもないし、私のほかに足を掴まれた生徒もいない。
よくある話の様に足を掴まれた跡はありませんでしたが、誰が足を掴んだのかと思うと、今でもぞっとします・・。

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