祖父のロシアでの体験

149 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/12/19 01:53
あんまり怖くなくてすまないんだけど
おじいちゃんが話してくれたこと

おじいちゃんは東北方面の出身で年令も当時27~8歳で
年食っていたほうなので、ロシアの捕虜として流されたそうです
南方出身や若い人は、サイパンなどの激戦区へ行かされたそうです
到着して早々、馬に蹴られ肋骨を折ったおじいちゃんは
小さな小屋に一人で入れられたそうです
食べ物がなく、ジャガイモの根しかない状況で、それが毒とわかっていても
ひもじさに勝てず、口にして(生で)いった同士が気が触れるのを
目の当たりにする中、おじいちゃんは労働しないですんだので
空腹だったけど我慢していたそうです
一方ふんどしの布とロシアの方に食物を交換してもらうようなことも
話してくれました
話少し戻っておじいちゃんが肋骨を折って苦しんでいるピークのとき
夜中になるとどこからか「みず・・・く・・れ・・・」と悲痛な声が毎晩したそうです
傷負兵は離れに隔離されているので、周りにはダレもいないのに
夜中になると毎晩かなりしつこく言うそうなんです
おじいちゃんは眠れないので、ムカツいて洗面器にやっとこ水を満たして
枕もとに置いたそうです
そうしたらピタリと声がしなくなったと言っていました 

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