ランニング

619 名前:逢子 :02/06/04 17:00
私が中学の頃の話です。
その日は風も無く雲ひとつない青空でした。
夏休みでしたが、サッカー部は校庭で朝から練習をしていました。
午後2時からの10分間の休憩のときです。部員は皆校庭の木の下で休んでいたのですが
突然雑談はストップし、皆校庭に視線がくぎ付けになりました。
というのも・・・
首から上の無い男の子が自分の頭をもって必死にランニング
していたのです。自分達と同じユニフォームを着て・・・  
ほとんどの子に見えていたらしくパニックになりました。
顧問の先生によれば昔もっと練習がきつかった時代休憩時間もろくに与えられず
熱射病で死んだ男の子がいたそうです。
それからまめに休憩を取るようにはなったのですが
休憩時間になっても必死に練習を続ける男の子の霊が現れるのだそうです・・・

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