青い蛇
436 名前: :2001/07/16(月) 14:57
私の家は5年前に引っ越してきた。
向かいの家は親子三人の家ここではAさんとしよう
うらの家は空家だった
向かいのAさんのお母さんによると
「裏の空家は誰が入ってもすぐ出て行っちやうのよ、何かあるのかしらね」
とのこと
確かに私が住むようになってからも3度入居者が変わっている
しかも皆夜逃げ・事業が失敗して出て行くとろくなことのない家といえる
そんなある日私が車で仕事からの帰り私の家の駐車場にきたとき
突然寒気のようなものが走った。
前を見ると一匹の青い蛇が向かいのAさんの家の方から道を渡ってきたようだ
その蛇はなんだか轢いてはいけない!!と強く感じじっと道を渡るのを待っていた
どうやら裏の空家に向かっていった様子
駐車場に車を入れてからふときずいた。
「今12月じゃないか!」
しかし12月でも蛇は必ず冬眠するわけでもないだろうと思い
忘れてしまっていた
1月1日正月を迎えた私のうちにAさんがやってきた
「私の家今度離婚するんです」
正月から何を言い出すのかと思いながらも
「ああ・・そうですか・・・」と答えるのが精一杯
続けてAさんは「私の弟は今度B石油会社に勤めるの・・・でも電話料金が増税されると
石油が売れなくなるの・・・」
「はあ?」
その後もAさんは電波ビンビン飛ばしまくり(天皇は・・とか、月の石は・・・)
かえっていってしまった
酔っ払ってんのかな?とも思ったが
その後もAさんの奇行はやまず完全に狂ってしまった様子
そして裏の空家には1月に新しい人が入居して子供も生まれ幸せそう
蛇の守り神みたいなものだったのかと本気で思っています