突発性狭心症
359 :本当にあった怖い名無し:2012/03/27(火) 13:26:26.42 ID:BaheRlWA0
思い出したので、書く。
数年前、俺は、一時的な突発性狭心症で呼吸ができなくなり、胸が苦しくて
おかんに救急車を呼んでもらい、入院した。
酸素マスクをつけ、いろいろな検査が行われ、酸素吸入したまま病室に一人で
病院の個室に泊まった最初の日。
意識はあった。狭窄している場所はまだ特定していない。後日、カテーテルをやる
ことになった。でもまだ苦しい。
クソッ、こんなことに負けないぞ、と思っていた。
俺の親父は、もう10年前くらいに狭心症で亡くなっている。
オカンは脳梗塞をやったが、早期に発見して頭の血管のバイパス手術をやったので、
その後は元気だ。俺は体質、外見共に親父そっくりだったので、いずれは心臓に
くるかも・・とは思っていた。
入院最初の夜。
酸素は吸っているが、苦しくて寝られない。部屋は真っ暗。
なにげなく、正面の壁を見ると・・・無数の顔が壁に浮かび、こちらを見ている。
うっ・・と瞬間思ったが「ここは病院だ。亡くなった人も大勢いるだろう。いろいろな霊も
いるだろう」と考えた。
「でも、お前ら、俺を連れて行くな!!俺はまだそっちには行かない!行かないぞおおお」
と、心で呼びかけた。俺はお前らのところに行くのはまだ早い。連れて行くな、連れて行くな・・
一晩中、心の中で壁に呼びかけた。
いつのまにか、朝が来て、壁の顔は消えていた。
その後の検査で、俺の狭心症は、突発的なもので、血管が詰まっている所はない、
とわかった。
あの壁の無数の顔たちは、俺を迎えに来たのか?それとも、俺を見守っていてくれた、
ご先祖様たちなのか??? 苦しんでいる最中とはいえ、幻覚でない事だけは確かだ。
俺は、確かに見たのだ。そして、勝った(のか?)。

