ポスティングというバイト
879 本当にあった怖い名無し 2011/11/21(月) 01:18:59.20
ポスティングというバイトがある。
チラシを各家庭のポストに投函するだけの簡単な仕事だ。
アパートなんかだと1件ずつ回ってくのとかめんどくさそうだが、
実際部屋数の多いアパートは集合ポストがあるので意外に楽。
そんなバイトをしてたときのこと。
最初は何の変哲も無い4階建てアパートだった。
強いて言うことは、ちょっと古く、その近辺にある建物にしては
少し大きいものだったというくらいだろうか。
変わっていたことといえば、1階の1室が電気設備かなんかの管理室になっており、
とりあえず見つけた集合ポストは4列で、そのうちの下1列が
ガムテープで塞がれていたということくらいか。
そこにチラシを入れつつ、そうか「4」のつく部屋は縁起が悪いと、
それで管理室にしたり、「4」階がないわけか。とか考えていた。
そのとき、ふと気づいて、アパートから出てみたんだ。
外から見ると、アパートは何の変哲も無い3階建てだったんだよ。
そういえば人の気配も無かった。
俺はわき目も振らずそのアパートを後にした。
それからしばらくして、あのアパートに行ってみようと思ったけど、
どういうわけか、あのアパートに行くあの坂道も、道の入り口もなくなってる。
一体あれはなんだったんだろう。
あんま怖くないな、うん。

