自転車で小探険
701 :本当にあった怖い名無し:2010/06/11(金) 06:37:48 ID:LiLOWDX/O
中学生の時、夏休みに友人2人と自転車で小探険に出かけた。
私の住む街は海と山があるベットタウンで海に向かった後、隣り町の境である峠へ向かった。
日がやや傾きだしたその帰り道の山道で小学生、それも低学年ぐらいの小さな女の子が一人先を下っていた。
登って行く時はいなかったし、峠の途中に家なんか一軒もない。その格好も夏休み中というのに黄色のふちあり帽子とカバーの付いたランドセルをからっていて遠目にも異様だった。
3人共顔を見合わせ、おかしい。変だ。有り得ない。と相手に聞かれない声量と距離まで口々に言った。
いざ追い越す時は3人共無言で、俯き歩くその子と自然と可能な限り距離を取ってた。私は直前の最後に
「追い掛けてくるかもしれない。とにかく漕げ!」
と不安な予感がして言っていた。
嫌な予感の一因が次のカーブまで上り坂になっていた為だ。
で、追い越した‥
途端!
少女は顔を上げ見開いた目で強張った表情、猛ダッシュで自転車の荷台に手を伸ばしてきた!
3人それぞれ何か叫んで必死に立って漕いでた。
自転車と伸ばした手の先30センチぐらいの至近距離でずっと走ってくる少女‥もう顔は見れなかった。
直ぐそこに見えてるカーブがとてつもなく遠く感じた。
漸く登りきりカーブに達し、下り坂も立ち漕ぎで安堵して振り返ると
変わらず手が届きそうな距離で少女は駆けていた‥マジにチビりそうだった。
私はもう振り返る余裕もなく祈る様に必死で下った。
峠を下りきり民家が見えた時には後ろには誰もいなかった。
あれは何だったのか‥友人が揃うと今でも話題にあがる。
長文且つ駄文失礼しました‥

