幽霊見てみたい!

694 :本当にあった怖い名無し:2010/06/11(金) 04:40:50 ID:RY9RVUqW0
2ちゃんねる初投稿で且つ、
たいした話では無いけれど、聞いてほしい。

この話はオレがまだ20代になったばかりの話。
ちょうどその頃、中学の頃の同窓会があったんだ。

オレは中学を卒業すると、地元から引っ越していた。
久々に会う仲間と盛り上がり、
引っ越した先もそう遠く無い事もあって、数週間後その中の数人(男女含めて)と再び会う事になった。

仲間のアパートに集まって、酒を飲みながらプチ同窓会が始まった。
最初は自分の近況など他愛も無い事を話していたけど、
だんだんと、オカルトチックな話題に。

そんな話をしているとお約束通り、肝試しに行こうなんて事になって、
オレは霊感はほとんどないので、ワクワクしていた。
「幽霊見てみたい!」なんて不謹慎な考えだった。

夜中の3時頃、それぞれチャリンコに乗って、(オレはダチとニケツしてた。)
酒のせいもあるだろうけど、夜中なのに何故かみんなハイテンションで
地元では出る!!と言う公園に向かった。

その公園に向かう途中、久々に通る商店街を見て
オレ:「あまり変わってねぇなぁ。」
ダチ:「5年やそこらじゃ、そんな変わんねぇよ!」
なんて話しながら懐かしい町並みを眺めていた。

しばらく行くと、オレたちが仲間とみんなで良く通った銭湯が近づいてきた。
あの頃は、夜、公然と外に出れるのは
「友達と銭湯に行く。」
これくらいだった。

帰りにコンビニでコーラやアイスを買い食いしたりするのが楽しかった。
そんな事を思い出していると、その銭湯が近づいてきた。

でもオレが記憶にある銭湯ではなくて
(所謂、入り口で男湯、女湯に分かれ番台があるような・・・)
入り口はひとつで、ロビーにテレビとソファがあってカウンターでお金を払うみたいな、
当時にしては、ちょっと近代的な感じ(?)に改装されていたんだ。


オレは少しがっかりしながら
「あーなんかコジャレた感じになっちまったなぁ・・・。
 出窓なんか付けちゃってよぅ・・・。」
とその銭湯から視線を反らした。

でもなんか視線を感じた。で、何気なくその出窓を見ると、
当時のオレたちと同じくらいの年の女の子が両手で頬杖をつく様な感じで、こっちを見てたんだ。
顔もリアルに覚えている。服装もしっかりと・・・。

顔半分血だらけとか・・・目が無いとか、オカ板やホラー映画に出てくる様なベタな霊だったら合点がいく。
でも、そのコ?は至って普通。 目がくりっとして、微笑んでいる様に見えた。 
チェックのシャツに、両サイドに分けたお下げ髪。

オレとの距離はだいたい1メートルくらい。
しっかり目が合ってしまって、猛ダッシュで逃げた。
ニケツのチャリンコを飛び降りて。(チキンでスマン)
霊とかっていうよりそこに人が居たって事に驚いたのかもしれないけど。

で、仲間もオレの驚きに便乗して驚き、数10メートル逃げた所で追いついて来た。
仲間が「何があったの?」
「え?銭湯の出窓の所に女のコが居ただろ」とオレが言うと、
みんな「そんなの見なかったよ。だいたい、あの銭湯真っ暗だったじゃん」口々に言う。
「そんな筈無いって・・・確かに誰か居た。」
オレはそう言って、みんなで引き返す事に。

その出窓から恐る恐る中をのぞいても、
そこは真っ暗で、静まり返った閉店の銭湯のロビーだった。

何か腑に落ちない気持ちでいた。
夜中の3時頃、真っ暗な中、女の子が銭湯のロビーにひとりで何をしていたのか・・・。
オレがその直前、その出窓を見た時、誰もいなかった筈。
オレと目が合って、確実にオレが驚いた顔をして叫んだ時も、
そのコは表情ひとつ変えず、動きもしなかった。
人形かなにかと見間違えたのか?と引き返した時、見間違える様なものは無かった。

考えれば考える程、混乱するので、
そこの銭湯の娘かなんかが遊んでたのか、酔って見間違えたんだって結局思うことにした。

しばらくして、その中のひとり(以下A)と会った時、
そいつがこんな事をオレに言って来た。
A「あのさ・・・この前、銭湯で○○(オレのこと)が、女の子見たって言ってたじゃん・・・。」
オレ「あーアレ・・・多分、見間違えだよ。 酔ってたか銭湯の娘とかだろ。」
A「うーん・・・それなら良いんだけどさ。 ちょっと気になる事があってさ。B組にいたC子って覚えてる?」

B組のC子・・・
オレとC子は中学の3年間同じクラスになった事もなく、
ひとこと、ふたこと話した程度の記憶しかなかった。顔も何となく覚えている程度。
ただ、記憶にあるのは身体が弱いらしく、良く学校を休んでる・・・
そんな噂を聞いていた程度だった。

A「それが、C子亡くなったんだよ。で、あの銭湯の斜め前の路地を入った所がC子の家だったんだ。」
さらに・・・。
A「で、あの日がちょうどC子が亡くなった49日だったらしい・・・。オフクロから後で聞いた。」

Aは霊感があるらしく、あの時はひとり黙っていた。
で、「今だから言うけど、オレも少し感じたんだよね・・・。」と言った。
A「そんとき見たの、C子だったんじゃないかって思うんだよね・・・。」
オレ「なんで、オレだけ見たのさ?」
A「解んないけど、あそこに居たメンバーでさ、同じクラスになって無いの○○だけなんだよ。」

その後、卒業アルバムを見た。
卒業してから5年以上経っているので、断定は出来ないけど言われてみれば確かに似てるような・・・。

余計モヤっとした・・・

あれから10年以上経ってしまった訳だが・・・
おそらく・・・中学の仲間が集まって楽しそうにしているのを見て、
顔を知っている仲間では無く、顔を知らない・・・覚えていないオレに、
C子がこの世の思い出に、顔を見せたのかな?なんて思っている。
C子のご冥福を改めてお祈りします。


長々と駄文にお付き合いありがとうございました。

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