弟が古本屋で買ってきた本の話

281 :100円:2009/07/19(日) 19:44:14 ID:ZAwMybDe0
サンクス!
俺の家族って俺が言うのもなんだけど結構色の濃い人達の集まりなんだ。
父親は心霊系が大嫌いでテレビで見てたら家から突然出て行くほど嫌いなんだ。
母親は何故だかわからないけど俺とか他の兄弟が連れてくる友達をたまにだけど一緒にいないほうがいいとか言ってくるし、
歳の離れた兄は重度のヲタクで歳のおかげか人脈も広く色々な人を俺に合わせてくれる。
そして1つ下の弟は重度の電波か本物なのかは知らないがいわゆる「見える人」なんだ。
俺は自分では普通だと思っているが、かなりの頻度で弟のせいで心霊系に属するような体験をさせられているんだ。
で、今回話そうと思ってるのもその弟の話。弟が古本屋で買ってきた本の話なんだけど、皆の中にも俺が今から話す本と同じ者を見たことがある人がいたらその本について教えてほしいんだ。
駄文で悪いけどほんのりした視線で許してやってほしい。

俺が中学2年生だったころの話なんだけど、中学に入学した俺の弟は活動範囲を大幅に広げた。
自転車、電車、バスなどを駆使して色々な所に出かけてるようだった。
そんなある日、弟が物凄く嬉しそうな顔で家に帰ってきたことがあった。俺がどうしたんだ?と尋ねると
弟「Y!(←弟は1つ下のせいなのか俺を呼び捨てにする)凄い本をみつけたよ!」
俺「また心霊系か?父さんが怒るぞ」
弟「見せなきゃ平気だよ。それよりもYも見たいでしょ?まさか恐いなんてことはないよね?」
俺「よ、読みたいに決まってるだろ!(←ここは断れないのが兄貴の意地だと思ってるww」
弟「じゃあ、貸してあげるけど本当に恐いからね」
そう言って弟は俺に本を投げ渡すと自室に行ってしまった。ここで本の特徴の説明なんだが、

・病院の恐い話ってタイトルだったと思う(←詳しくは覚えてないスマン
・内容は病院関連の短編集だったと思う。
・BOOK O○Fで買ってきたようで、シールとかがついたままだった。
・内容はよくある怪談でそこまで恐くはなかった。
・コンビニなどでよく見るペーパーブック?ってやつみたいで、チープな作りにチープな絵の表紙だった。

そして最も俺が印象的だったのが明らかに最終ページが破られてる事だった。
本の内容とは関係ない出版社などが書かれてるページだっとと思うけど、それが何故だか少し不気味だった。

本を1時間ほどで読み終えて、あまり恐くなかった内容に対していつも心霊マニアぶってる弟に対する優越感を抱きながら俺は昼寝でもすることにした。
その夢の内容は今でも覚えてる。俺が本の中の短編の一つにあった恐怖体験を実際にするという夢だった。
俺は夢の途中で恐怖から目が飛び起きた。恐くないと思っていた話でも実際に体験すれば恐いものだというイイ教訓になった。
起きて見ると俺の部屋のイスに弟が座りながら本をよんでいた。
弟「随分顔色が悪いけどやっぱりなんかあった?」
といいながら弟はポケットから紙切れをとりだして俺に投げてきた。
紙切れはあの本の破られたページであり、そこにはお札かなにかの絵がかかれていた。
(こいつなにしやがるんだ!!!)と内心キレながらも俺は
俺「いや、寝苦しくてね。なんで?なにかあったの?」と弟に聞いてみると、
弟「うん、Yの顔の上にずっと変な男の上半身があったからさ。この本はあげるよ、捨てるなり焼くなり好きにしていいよ」
と言って弟は部屋から出て行ってしまった。
俺は嫌な予感がしたので自転車で近くの古本屋まで行って本を売ることにした。
店主「う~ん、値段はつけられないね、引き取りでいいかい?」
俺「は、はい。処分しちゃってもいいですから!」
怪しむ店主に本を押し付けて俺は帰宅した。その後は特に何もなく、夕食を食べて風呂に入ってから眠った。その時の夢は特に変わったことはなかったきがした。
しかし、朝起きてみると俺の机の上に見たくもなかった物が置いてあった。そう、あの本だった。
昨日はたしかに店主に押し付けたはずなのに何故!?頭の中で色々な考えが浮かぶ。その時母親に呼ばれた。
母「昨日○○店(←古本屋)から電話があって本は引き取れないって。お母さんが朝とってきて机に上に置いておいたから」
俺「そ、そうなんだ~」
なんとも事件はあっけない終わり方をした。しかし、俺には理解できない点がいくつかある。
・なんで本は引き取れないのか
・あのお札のような絵は?
・あの夢は?

そしてその後、弟から「やっぱり戻ってきたね~、噂は正しかったみたいだね」と言われた。
俺はその後本をオカルト好きな兄の友達に渡すことで処分した。今どこにあるのかはわからない。
もしこの本について知っていることがある人がいたら教えてほしい。
以上、駄文&誤字が多かったらスマン。

286 :本当にあった怖い名無し:2009/07/19(日) 20:25:20 ID:7fWuM/2yO
弟に聞くのが一番手っ取り早いと思うんだが……

287 :100円:2009/07/19(日) 20:37:46 ID:ZAwMybDe0
弟は本については詳しくしらないらしくて、買った古本屋(今はもうない)で聞いた噂らしいです。
(そんな危ない本売るなよ!!)
夢の内容ですか?
たしか、病院を歩いていると急に廊下が暗くなって、それでも歩いていると一つの部屋に着く。
その部屋が霊安室で死んだはずの顔がボロボロになった女に追いかけられるって夢だったと思います。
本では外に逃げ切れたんですけど、僕は外に出る場所がわからなくて捕まりそうになった所で起きました。
その古本屋は色々な雑貨も置いてあって結構店主ともなかよくなったので突然の閉店に俺も弟も驚いてました。


288 :本当にあった怖い名無し:2009/07/19(日) 21:19:22 ID:R6aU/G22O
>>287
情報がほしいなら、住んでる地方とかを書いたほうがいいかも

289 :100円:2009/07/19(日) 21:28:50 ID:ZAwMybDe0
住んでるのは埼玉の方なんですけど、古本屋は神保町近辺にありました。
出版年とかは覚えてないです。

290 :本当にあった怖い名無し:2009/07/19(日) 21:52:17 ID:LVOHSPoG0
>>289
母ちゃんはその本平気だったの?

291 :本当にあった怖い名無し:2009/07/19(日) 22:08:15 ID:NeUc+al30
処分でも良いと言ってるのに、わざわざ電話して引き取らせるとか、不自然極まりないな。
っていうか、本を読むことがトリガなら、買った人全員(とまで言わなくとも霊感ある奴)が同じ体験しないと筋が通らんので、
その本って言うか、元の持ち主が関係した話なんだろうな。

お札の絵ってのは、印刷じゃなくて手描きだったのか?

292 :100円:2009/07/19(日) 22:22:05 ID:ZAwMybDe0
う~ん、なんていうか鉛筆書きっぽい感じの手書きだったと思う。
俺は凝視していないし、弟は邪気眼はいってるから正確には教えてくれない。

ちなみに母親と兄は平気でした。
父親は後で話そうと思ってた話で言おうと思ってたのですが、家にはいませんでした。
弟はやっぱりね、としか言ってなかったです。
多分ですけど所有している時点限定で発生するのではないかと思ってます。
実際兄の友人に渡したら夢は見なくなりましたし…

295 :本当にあった怖い名無し:2009/07/19(日) 23:40:18 ID:pu7rBtMjO
買ったのはブックオフじゃなかったの!売りに行ったのは近所の古本屋なんでしょ?神保町て神田の?
なくなった古本屋は買ったブックオフ?売ろうとした方?

297 :100円:2009/07/19(日) 23:47:18 ID:ZAwMybDe0
すまん、記憶があれだったな。
買ったのはブックオフで売ったのが古本屋だった。
住んでた場所ぼかすために埼玉近辺としたけどまぁ、千代田線の通りなんです。
その古本屋は知ってる人は知ってると思うけど、店主が怪談話好きで有名だった店です。

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