ハイキング中のオバチャン2人

657 :本当にあった怖い名無し:2009/04/17(金) 16:06:14 ID:0BEHAWYX0

1年くらい前の話。

友人と適当に山の方へドライブしようと車を走らせて、
(自分は助手席)
地元から2時間くらいのとこで集落てゆうか村みたいなとこにたどり着く。
見慣れない車が珍しいのか、
田んぼの畦道みたいなとこで話してるオバチャン達がこちらを見ている。
農具積んだリヤカーみたいなの引いてるオッチャンもこちらを見ている。
そんな見ることねえじゃん!と友達と話しながら車を走らせると、
どんどん細い道に…なっていく。
どうやらハイキングコースに入ってしまったようで、
このまま走って人と行き会うのも迷惑だし
ちょっと広めのところでUターン。
戻っていくと、どうやらハイキング中のオバチャン2人。
ゆっくり追い抜こうとすると、
短髪のちょっと丸っとしたおばちゃんがこちらを見ている。
怒ってる風じゃなくて、なんでか心配そうな、焦っているような顔。
なんだろうかと思ってもう一人のオバチャンに視線を向けると、
そのオバチャン、
晴天なのに壊れて骨が飛び出したボロボロのコウモリ傘をさしてる。
日傘って感じじゃない、なんか自分を見られないようにしてる…?
現に私たちに向けて傘をさしている。車が動く方へ傘の先を向ける感じ。
そのオバチャンは髪が腰まで伸びてて軽くパーマがかかってて、
痩せてていろんな布を縫い合わせたような服を着てた。
よく見るとおかしいぞこの人…と思って
車すれ違ってもずっと目で追ってみたけど、
ずっと傘こっちむけて顔だけは全然見えなかった。
その村(?)の雰囲気といい、その人といい、
なんか気味悪かった。

長いし読みにくくてごめん…

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