あんな話

568 :あんな話1/3:2008/08/08(金) 02:35:54 ID:sAn7b6Y/0
もう16年も経った初夏のあんまり怖くないちょっとエッチな話です。

当時付き合い始めたばっかりの彼女(手も繋いでない)と横浜へ車で行きました。
山下公園へ行ったり、横浜マリンタワーに登ったりと極々一般的なデートを楽しみました。(彼女との距離は縮まらなかったです)
最後に横浜外国人墓地に寄ったところ、中には入れなかったのですが、彼女が「なんか寒気がする」と言ってました。

第三京浜を使って彼女の家(世田谷区)へ戻ったのですが、なぜか赤信号に一回もひっかからず「ラッキーだったね」と言い合ってました。

彼女が家に寄ってくれというので、車を近くの寺の前に停めて食事をしてから、飲み始めました。
自分も酒は結構強かったのですが、彼女は底なしでした。

ウォッカが1本空いた頃だと思うのですが、二人の他に知らない誰かが居ました。(いつから居たのかは不明)
とても奇妙な感じでしたが、怖さは一切無く、なぜか三人で楽しく飲んでました。

彼女の家はワンルームの狭い部屋で、最初は向き合って飲んでいて、なんとか乳でももんでやろうと虎視眈眈と狙って飲んでいたはずなのに、いつのまにか彼女は誰ともわからない何かを相手にしていて、自分に背中を向けていたので、楽々乳を揉むことが出来ました。
(Dカップ)
だんだんとエスカレートして、シャツに手を突っ込んでブラジャーも外し、生乳まで揉みましたが、彼女も楽しそうで、怒りもしませんでした。

暫くそんな感じで飲んでいたのですが、朝刊の配達がきて、ポストに新聞を入れたガタンという音がした途端、やつは「ヤバい」という表情を見せて消え失せました。(たぶん4時くらい)

彼女は慌ててドアのカギを確認しましたが、カギはきちんと掛けられていて、誰も入ることも出ることも出来ません。
彼女は新聞を持って自分のところに来ました。

それから二人で何が起こっていたのかを話しましたが、共通しているのは以下の内容。
1.男で年配の人だった
2.どんな顔かはわからない
3.非常に愛想が良い人だった
4.自分の知り合い
5.自分の知り合いだったこともあり、彼女は相手をしていた
6.新聞配達が来た時に「ヤバい」って表情を見せた

集団催眠とかで片付けられてしまうものかもしれませんが、テーブルの上には確かに3個のグラスがありました。
その後4年ほど付き合って別れましたが、彼女は幸せに暮らしているようです。

自分は霊感はないのですが、彼女には多少あったので、外国人墓地から何かを連れてきてしまったのか、自分の守護霊のようなものが出てきたのか謎のままです。

親戚一同で集まると、必ずじーちゃんの生き写しと言われるので、このじーちゃんが出てきたのかもしれません。
                            
おわり

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