奈良県のK団地

559 :本当にあった怖い名無し:2008/08/07(木) 21:35:03 ID:At+IkSp30
ガキの頃に住んでた古い市営の団地で夢なのか何なのか判断出来ない事を体験したんで書いてみる。

当時俺は奈良県のK団地の33号棟の3階に住んでた、小学生低学年だった俺は兄貴と両親の4人家族だった。
間取りは狭く両親が6畳・俺と兄貴がその奥の4畳半程度の所で寝てたんだけどある真夏の夜に喉が渇いて目が覚めた。

俺は一番奥に寝てたんで皆を起こさないようにこっそり体を踏まないように気をつけながら台所まで行って水を飲んでたんだ、
台所の右奥が押し戸式の網戸になっててそこからベランダに出られるようになってるんだけど何げなく外を眺めるためにそっちに目をやると何故かその網戸が開いててその先にベタなんだが白装束の白髪のお婆さんが立ってた。

髪は肩の辺りまで伸びててボサボサで死に装束ぽい白い着物を纏い凄い形相で俺を睨みつけてる。
物凄く怖くなった俺は必死に叫んで皆が眠る部屋に走ろうとするんだけど何か訳の解らん力でベランダ側に引っ張られて一向に足が動かない、
涙目になりながら叫んでるのに誰も助けに来てくれないしもうパニック。

っとそうこうしてると兄貴に起こされる、どうやら夢だったようでホッとする。朝一発目のオシッコを出しにトイレ(台所の直ぐ後ろ側)へ向かうと台所に俺が使ったと思われる水が少し入ったコップを発見。

そして網戸の隙間に長い白髪を発見、
あれは夢だったんだろうかと未だに疑問。

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