蜂
206 :本当にあった怖い名無し:2008/06/20(金) 22:28:03 ID:hI9GZ32M0
※虫話です
中1のとき、体育の授業で、何かの練習でそれぞれが
トラックの所定の位置に立たされていた。確か夏頃。
ボーっと立ってて、ふと頭に手をやったら手に衝撃を感じたの。
?と思って見ると、500円玉ぐらいの大きさの蜂が手の甲にささってた。
ひっえっーーー
一生懸命、手を振って、蜂を振り落とそうとしても、
針がつきささっているので、一向に落ちない。
近くにいた女の子に、「蜂取って」と言ったら
「ヤダ、怖いー」と言って、後ずさりして逃げていった。
必死に手を振りまくってたら、先生に見つかった。先生は担任でもあった。
「○○!!!何やってんだ!!」と怒鳴りながら走ってきた。
「蜂が手に、蜂が」
先生が到着した頃には、蜂はいなくなっていた。
先生は信じてくれず怒られた。
その後、手の甲がぷっくりと腫れて、保健室でアンモニアを塗ってもらった。
教室へ帰る途中、担任と廊下で出くわした。
手の甲を見て「こんなの、アンモニアぬっときゃ治る」とのたまった。
そんなことがあった翌年の中2の夏頃、家に母といたら
台所の窓から小さな蜂が数匹、ぶうぅ~~んといきなり入ってきた。
ひっえっーーー
すぐ逃げて、布団で全身をすっぽり隠した。
母は蜂を退治出来ず、暫くしたら窓から出て行ったそうな。
そして翌年の中3の夏、家に一人でいたら
蜂が数匹、台所の窓から、ぶうぅ~~んと入ってきた。
ひっえっーーー、今年もかよ!!
布団の中で怯えてたら、暫くしたら窓から出て行った。
その後、蜂が入ってくることは二度となかった。
不慮の事故で逝ってしまった蜂が、お礼まいりに来たのかなと解釈した。