プレハブ

687 :本当にあった怖い名無し:2008/04/13(日) 17:14:43 ID:92qVYxN70

昔バイトしてた、小さい会社。
本工場の増築工事があるとかで、
俺が仕事してた小さな工場の隣にプレハブ立てて
本工場の連中が臨時の仕事場にしていた。
主に仕事の仕上げ部分だけをそこに持って来てやっていたようで
難しい仕事でも無かったんで、俺みたいなバイトの若いのも
よく手伝いに駆り出されていた。
ある日、俺は1人でそのプレハブ内で木っ端仕事をしていたら
誰も居ないと思ってた、奥の方から物音と足音。
そちらを見ても、誰も居ない…という、良く有る話だ。
誰に言っても信じてもらえない。
「こんな新しい、安ぼっちいとこにユーレイなんか出ないよww」
と笑い飛ばしていた工場長、ある日そのプレハブで
「うっわああああああqdrふいじょkpl!!!」と
近隣に鳴り響くでっかい悲鳴を上げた。
なんでも、ふと振り向いたら、真っ赤な着物でざんばら髪の女が突っ立っていたそうだ。

前の話へ

次の話へ