ポットサケタヤー

977 :ホ ◆EHGCl/.tFA :2008/02/05(火) 00:42:21 ID:1MCWfA2gO

流れを切って悪いが子供の頃ばあちゃんから聞いた昔話をひとつ。ホトトギスの鳴き声に関する話。
ばあちゃんが言うには、ホトトギスは「ポットサケタヤー、アンタアタタター」と鳴いているそうだ。なぜそう鳴くようになったかと言えば、
昔、両親を亡くした兄弟がいた。2人は助け合って生きていた。
しかしある日、遅く帰ってきた弟に兄が用意した飯は小さな芋だけだった。弟は兄だけがいい部分を食ったと責めたが兄は違うと言い、疑いを晴らすため包丁で自分の腹を裂いた。
兄の腹の中から出てきたのは芋の端の部分だけだった。兄は弟に大部分を残していたのだ
兄を疑い死に追いやってしまった事を悔やんで弟は鳥になり、今でもその事を悔やんで鳴いているのだ。
「ぽっと(腹が)裂けたやー、あんた【芋の端】(が)あ(っ)ただだー…」

たしかうろ覚えだがこんな感じ…要するに後から食べる人のために旨い所を残しておきましょうって教訓話なんだが…ほんのり怖い
もし元ネタかなんかがあったら教えて欲しい。
ちなみに俺は東北M県の県北の生まれ。たぶんブラックではない

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