イジメ

385 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/02/16(日) 01:41

もう十年以上前の話になりますが実際にあった話を書きます。

高一の時に当時流行っていたイジメが私のクラスでも起きていて
おとなしく、話すときに時々どもる女の子が標的にされていました。
イジメは陰湿的なものでリーダー格の子が指示を出すとみんなで
無視をしたり、その女の子から遠ざかるといったものでした。

自分がイジメられていると気付いたその子も、そんな状況の中で普通に振舞うようがんばっていたのですが、
学期末にはほとんど無口な暗い性格になっていました。

夏休みが終わる頃、先生からの電話でその子が交通事故で死亡したという連絡が入りました、
信号無視をして来たトラックにはねられて病院に運ばれ翌日亡くなったそうです。

新学期が始まり教室に入ると、その子の机の上には花を挿した水の入ったコップがひとつ寂しげに置いて有りました。
始業ベルが鳴り先生が教壇に着くと、色紙へ皆でお別れの言葉を寄せ書きし、事故死したその子の両親へ渡す事を伝えられました。
お別れの言葉はその子が座っていた席の前で一人ずつ読み上げて行くことになり、女子は皆すすり泣きながら交代で自分の文章を読み上げていきました。

女子の鳴き声が響き渡る教室で、イジメの中心的立場にいた子が色紙に書いた文章を読み始めた時、
机の上に置かれたコップが音も無く彼女の居る方向に向かって滑り出し、パシャンという音をたててコップが床に落ちて割れました。
泣き声と、キャーッという悲鳴が交差する中、割れたコップのガラス片が足に刺さったらしく足から血を流していた彼女は先生にかかえられて保健室へ運ばれました。

その後彼女は幻覚の様なものを見る様になったらしく、授業中に突然泣き出したり、
何かにいつも見られているような恐怖感から酷い睡眠不足になりとても高校生には見えないような窶れた表情をいつもしていました。

彼女ととても仲のよかった子が心配して一度彼女の家に泊まりにいったのですが、
その時の話は私も又聞きで知っているのですがここに書いてもウソだろうとバカにされそうなくらい
現実離れした怖い話の内容なのでスレが荒れていない時に話したいと思います。

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