292 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/02/15(土) 12:12
おいらが消防のころ、おばあちゃんが亡くなりました。
おばあちゃんは、ちと有名な絵描さんでした。
なくなったとき、地元のデパートの最上階で追悼個展を開きました。
それは、基本的なスタンスとして、売買や譲ったりというのはなしということだったのですが
ある、おじさんがどうしても欲しいと言うので、ばあちゃんが最後に描いた絵を
譲ることにしました。
それから、2年ほど経った今その絵は家に有ります。
そのおじさんから連絡があり、その絵を引き取ることになったのです。

絵を持って行った当初、おじさんは絵をちゃんと飾っていたらしいのですが
一年ほど経ち新しい絵を購入し、ばあちゃんの絵を押入れにしまったのだそうです。
その家には、霊感の強い娘さんがいて、絵を買ってきた当初から「あの絵はさびしい」
としきりに言ってたらしいのですが、絵を押入れにしまってから娘さんが
「夜中になると、家の中を見知らぬおばあさんが歩き回ってる」
と言うのだそうです。
日が経つにつれ、「昼夜とわず家の中を歩き回って何かを探している・・・
このままでは、ノイローゼになりそうだ」
どうやら、そのおばあさんは押入れから出てくるらしいのです。
押入れを調べたおじさんは、あの絵のことを思い出し、有名なお寺さんにもって行きました。
すると、「この絵の作者は、自分の息子を探しているんです」・・・・・・・・・
結局、オレのオヤジが長男ということで家にくる事になりました。
絵が来た当初は何も教えてくれませんでしたが、俺が中学生の時に真実を教えてもらいました。
以上です。

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