部落問題

310 天之御名無主 2007/06/01(金) 20:24:53
小学校で部落問題が教科書に載っていた。
部落と言ってはいけないとあったが、周りは
「ウチの部落では」と言うヤツばかりだ。
そのうち、田舎の部落とは違うらしい、と感付いた。
しかし、被差別民と歴史の教科書にあっても、
東北ではマタギ、山伏、山家はごろごろしている。
山道を10km毎日歩いて小学校に通う子供も珍しくなかった。
今でも、山形では、嫁さんが皆中国人、韓国人、フィリピン人という
部落が幾つもある。山形の田舎の農家だと言うだけで結婚できないからだ。
また、山形は歴史的に貧しい所なので、南米へ移住した人も多く、3世、4世も多い。
中国残留孤児の3/4は山形出身だ。帰国した孤児や家族の中国人も多い。
こんな東北に住んでいると、関西の部落問題はいまいちピンと来ない。
多分、平安時代以来、征夷(東国の蛮族を征服する意だ)大将軍の敵として、
東北はまとめて部落だったからだろう。
都に上れば、言葉からして差別を受けてきた。
サザエさんでは、酒屋のお兄さんが山形出身だが、未だに実家は藁葺きで囲炉裏がある。
ただ、東北では皆が差別・支配される側なので、中の結束は固い。
外部の者に対しては警戒するが、身内になるととても温かい。
東北の子供は、大きくなって東京に行くまで、部落も差別も知らずに育つ。
そして、東北は全部部落だと知る訳だ。

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