生徒の集団

184 名前:楽観慶応ボーイ[] 投稿日:03/03/09(日) 19:27
西五反田に目黒川が流れる橋があります。
東京都内にお住まいの方ならおわかりでしょう。
悪名高い白金トンネルに近辺の場所です。

一年前に、僕はこの橋の信号で不思議な体験をしました。

その日、僕は女とデートしていた。で、夜になって喧嘩したんですよ。
すごく自分に負のあることが原因であり、動揺と苛立ちでイライラしていて、精神状態は最悪の状態でした。

深夜2時、話をつけに大田区にある彼女の自宅に向かうため、
港区の自分マンションから向かっていました。
白金トンネルを抜けて、この橋の赤信号に留ったのです。

その時、いろいろと話と過ちについて考えていたので
周りの風景など気にも留めていませんでした。
普通に信号が赤だからとまっていただけです。

深夜二時のこのあたりは閑散としており、人通りは都心ですが全く無い。
全体的に暗い重い雰囲気があります。

ボーっと、音楽を聴きながら考え事をしていると
左から右に中学生高校生くらいの集団が横断して来ました。

そのときは深夜二時とは思っていませんでした。
「なんだ?こいつら、夜にどこいくねん」くらいは思っていましたが
ボーっと考えていました。

おかしなことが起こりました。
生徒の集団が止まらないのです。
よく覚えています。
蒼のジャージをみな着ていて、縦縞があるのです。
ライトに光っていてよく覚えています。
そのジャージを着た生徒が、次々とわたっていくのです。
本当に、くらす2組分は居たと思います。
80~100人規模で人が通り過ぎて生きました。

ここでおかしいことにきずきました。

いくらなんでもこんな場所に学生がこんなにいるわけないと。
しかも二時。
この集団が夕方とかなら、修学旅行でホテルに帰る途中とか
想像は容易にできますが、
こんな時間に集団移動するなんてあるでしょうか?
「いつまで、続くんだ?おいおい・・・これはやばい」と
思いました。
対向車線にも車は無く、止まっているのはオレの車だけ。
周りは異様な生徒とオレだけです。

信号が点滅して横断が終わりそうになったとき、
生徒の波も切れました。
最後の生徒が歩いていく姿を見ていました。
すると目黒川の下のほうにいったのがわかりました。
集団の並が見えなくなっていきます。
川に降りたように私には見えました。

信号は青に変わり、オレは発車させました。
特に怖いとか、この場をはやく去りたいとは思いませんでした。
なんだ??という奇妙な思いはありましたが、
自分はその時、違う悩みを持っていたため、ごちゃまぜになり、
複雑な心境でその場は立ち去りました。
あまり霊体験が無い自分にとって、これが霊であるとはいえませんが、
今から思えば、本当に不思議な体験だったと思います。

後日、地図を見て学校があるのか、ホテルがあるのか
調べてみたけど特にありません。

あれはなにだったのか。
だれか近くに住んでる人、分析してください。

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