奇妙な部屋

317 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/03/22(土) 02:43
友人から聞いた不思議な話です。
彼の家は関西の古くから住宅地だった地域の一画にありました。
彼の家には地下室があったのですが、配管工事のために、いったん
地下室を掘り下げることになったそうです。

工事が始まり、地下室からさらに2m程掘り進んだときに、さらに
もうひとつの部屋が現れたのです。
ところが、その部屋というのが、天井の高さは1m程度、広さも
2畳程度という狭い空間だったそうです。不思議なことに、その部屋は
四方の壁が漆喰で固めてあり、床は半分腐りかかった畳が敷いてあった
そうです。天井も板貼りで出入口というものがないのです。もちろん、
その部屋に通じる通路となるような抜け穴もありません。
彼の家は戦前からの古い建物で、彼の曾祖父がその家を建てたときに、
そんな奇妙な部屋を作ったという話もありませんでした。
いったいなんのためにそんな部屋を作ったのか。また、そんな空間が
少なくとも50年以上もの間、誰にも知られずにひっそりと存在して
いたという奇妙な出来事です。

前の話へ

次の話へ