驚いた振り

718 :本当にあった怖い名無し:2007/03/21(水) 23:02:24 ID:jCIK+lbK0

あと幽霊かどうか分からんが、小学校で合宿する(1泊2日)というイベントがあって、
1日目の夜、肝試しが執り行われる事になった。そんで班ごとに入っていく事になり、
俺はみんなが入る前に、待機する体育館のような場所(俺の小学校には体育館とは別に、子供たちが遊ぶ大きな一輪車やタケウマなどの、
体育遊具が置いてある部屋があった。)で同じ班の奴らと雑談していた。

その部屋は1階で直ぐ隣は中庭、つまり外なんだが、その外のところに黒い服を着た女の人が居た。
俺は先生かと思い、肝試しをしている事もあって、わざと戯けてその女の人と目が合った時に驚いた振りをした。(アメリカ人がよくやる様な「ワオッ!」みたいな感じ)
その女の人は俺に笑いかけた、俺もその女の人に笑いかけると、女の人は部屋の中を一瞥してどこかに歩いて行き、暗闇の中に入って見えなくなった。
不思議なのはそんな先生をそれまでも、そしてその後も一度も見る事がなかった事、またその時俺以外の誰も女の人に気づいていなかった事が不思議だった。
ただ、幽霊にしては結構奇麗な人だった、若かったし、それに全然怖くなかった。

あとは、小学生の頃住んでた家は1階に家族がいる時に限って、毎晩2階から人が走る音が聞こえた。(ダダダッ!!って)
俺の兄弟もそれを聞いており、いわゆる不思議な体験の中ではあれが一番恐かった。
それで引っ越しの時になんか透明で丸い、顕微鏡で見た卵子か細胞みたいな玉が弟の部屋の壁から出てきて、
俺の前で廊下を通過しながら、俺の部屋に入っていった。そん時も全然怖くなかったけど、後になってもしかしたらあれが足音の正体かな?と思った。
だとしたら、幽霊も人が居るときは静かに歩くようにしているのだろうか?あと、「もしかしたら通り道なのかもしれんな」と思った。

あとは前に住んでた家の前の家に住んでる人が、自殺した日、俺は首の後ろのところを猫の毛の様なフワッとしたもので、
撫でられる感触がその日二回くらいあって、俺は驚いて「ウワッ!」っと声を上げていた。
ただ俺は正直訳が分からんかったし、別に気にも留めなかったが、母親が気持ち悪がって塩を撒いた。
塩を持った小皿を俺の部屋に置いていく母親を見て、俺は「俺は大袈裟だな」と思いながら普通にその日は寝たし、その後特に何もなかった…

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