エプロン制作

278 :本当にあった怖い名無し:2006/10/06(金) 12:17:41 ID:82tVNRsp0

怖いというか、ほんのりとイヤな話。

私が中学生の時、家庭科の授業でエプロン制作がありました。
1人に1台ミシンがあてがわれ、ワイワイ言いながら各自楽しく作っていたのですが、軽快にミシンを操っていた隣の席のM子が、突然「ァウワッ!」というような感じの叫びを上げました。
ビックリして見てみると、左手の人差し指のツメの指先に近い辺りから糸が、そしてツメのど真ん中よりちょっと指先に近い辺りにミシン針が、完全に突き刺さっていました。
すぐにプーリー(ミシンの右側に付いている、手動で針を上下に動かすための丸い取っ手)を動かして針を抜きましたが、たった1針分とはいえ、見事に縫えてた(糸が指を通ってた)ため、エプロンと繋がってるM子の姿(指)が、たまらなく怖ろしかったです。
M子はもちろん保健室→外科へ。
翌日は包帯巻いて来て、「今のツメは死んで生え替わるんだって」とか言ってました。

たまに九死に一生みたいな特番なんかで「あと数ミリずれてたら…」とか「こんな風に刺さるのは極めて稀」みたいな映像がありますよね。
そういうのと比べたらミシンの針が指に刺さるなんて小さいですけど…生で見ると足腰の力が抜けるほどイヤなものでした。

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