引越手伝い

146 :本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月) 15:36:52 ID:WEOM3OPW0

前スレ 160です ちょっと長めですが...
B君の引越手伝いをしたときのお話。
それほど怖くは無いけど、実際見たときはかなりぞっとしたっす。

B君は引っ越し先を決め、新しい部屋へ私と私の友人とでお邪魔した。
2人で「うん、何も無いね。」等と感じたままを話し、B君を安堵させた。
「来週引越しなんです、引越し手伝ってくれません?」とB君が言った。
その言葉の裏に「今の部屋を見てほしい」という思惑があるのとおもったのは
私の邪推だろうか...。しかしそれに続くB君の言葉で私は手伝う事を決めた。
「姉が手伝いにくるんですよ。お弁当もって。後ファミレスでよければ夕飯おごらせてもらいます。」
飯云々はどうでもいい、B君のお姉様は小池徹平似wでかわいいとうわさなのだ。

邪な考えをよそにその日がやってきた。心霊系の部屋にいく不安よりB姉を直に見れるワクワクが
見事に勝っていた。我ながら阿保である。

邪な考えをよそにその日がやってきた。心霊系の部屋にいく不安よりB姉を直に見れるワクワクが
見事に勝っていた。我ながら阿保である。

B君の部屋に行くと多少異質な感じはあったものの、程度的には大した事は無く安心した。
既に梱包を済ませており、後は荷積みと大掃除だけである。
荷積みをしている際に、お姉さんが来た。確かに小池徹平に似ている。より女性らしくした感じだ。
うわさ通りかわいい。B君はお姉さんに掃除を指示し、さくさく荷積みをこなしていった。
大きな荷物を2人で運んでる際に事は起こった。
B君の部屋から悲鳴が聞こえてきた。お姉様の声であった。
荷物をその場に下ろし駆けつけると、さっきと部屋の空気が違う。やばい空気になっていた。
お姉様が腰を抜かして、ぽけーっっとしてる。
大丈夫ですか?と声をかけると 小さく頷く。そしてクローゼットを指さす。

クローゼットは開いていた。よく見るとクローゼットの下板が外れているのに気がついた。
中をのぞいてぞっとした。切った爪とはがした形の爪、歯がところ狭しと並んでいる。
それと中に黄ばんだ封筒?があった。とってみようかと思ったがやめ、そのまま下板を
はめ何事も無かったかのように作業を続行した。もちろんお姉様は車に非難させて。

作業を終え鍵を返し、新居に向かう車中、お姉様が「あれ何なんですかね?」って聞いてきた。
知るわけが無いが、多分B君が目撃した例の男性が収集したか、もしくは本人の物であろうと
思った。あれじゃ不可思議体験するわけだな...。とも。

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