受話器とるのこわくなった

342 :本当にあった怖い名無し:2006/08/07(月) 15:26:38 ID:FptzHQ+j0

実体験だけど、この後3ヶ月は自分で受話器とるのこわくなった。

中学1年の時、家で1人で留守番してた。そこに電話がなった。
父親や兄貴は家に居ても電話にめったに出ず、大抵自分が出る役だったので
その時も例に漏れず、習慣として電話に出た。
「はい、もしもし。○○ですが。」俺
『・・・・・・・・・・。』電話
「もしもし?」
『あー○○!?○○だよね?私だよ?分かる?』同い年ぐらいの女の声だった。でも標準語?
声に聞き覚えがあるようなないような。当時女の知り合いなんか数える程しかいなかった。
小学校時代のクラスメートか?と思って(つか、まず名乗れや。礼儀やろ)と思って
「ん?ごめん分からんわ。誰?」
『えーひどーい!忘れたの?私だよ、私。』
俺は、キャピキャピした女の声の調子に若干イライラしていた。
「ほんま分からんねんけど?誰やっけ?」
しばらく『ゴー・・・』という音が聞こえて
『そっか~分からないかあ・・・まぁ仕方ないよね!』


 『だって、私 もう死んだ もん。』

そこで電話はブツッと切れた。最後の捨て台詞?だけ低い女の声に変わった。
よく漫画で電話が一方的に切れるブツッってシーンあるけど、実際にはあんまないよな。
でも、俺が聞いたのはまさしくそれだった。しばらく、電話に出れなくなっておかんや兄貴に
不審がられたが、説明できず。いたずらの可能性ももちろん考えたが、はっきりせず。
会話に見るように、俺は生まれてからずっと関西住んでて学校でも関東出身の知り合いは
居たことがない。今は大学1回だが、いつかまた同じ電話が掛かってきたらどうしようと不安になる。
特に6年前と同じく天気は快晴、1人で留守番。こんな夏休みの午後は・・。

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