ゼルダの伝説ムジュラの仮面

496:本当にあった怖い名無し[sage] 2007/08/17(金) 00:42:51
オカルト好きの俺の中じゃ、洒落にならないくらい面白かった体験。初めて書く・・。

小学3か4年生のときの昼休み。
俺とそいつ(Sとする)は、学校の中庭で遊んでいた。
俺の学校の中庭というと、職員用、来客用の駐車場と花壇が兼ねられている、砂利が敷き詰められた中庭だった。

俺とSは、その敷き詰められた砂利を寄せ集めて、剣の形を模して遊んでいた。
そのとき、まさに空には言いようの無い曇天が広がっていた。
遊び始める前から、「空が緑色や」とか言ってたかもしれない。

遊んでいたとき、どちらが先に気づいたのかは覚えていないが
緑色の空が紫になっていた。当時、俺たちはN64の「ゼルダの伝説ムジュラの仮面」をプレイしていた。
そのラスボス、ムジュラの仮面との戦闘場面で流れる音楽に似た感じの不気味な音楽が
空から流れてきていた。10秒くらい、2人とも固まって空を見てた。

しばらく固まったあと、
「これゼル伝やんな!!こええー!!こえーー!!やべえ!wwうぇ」
とかどっちもオカルト好きだからかわからないが、喜びが半分あった。もちろん少し怖かった。
他の奴らは近くに居なかったから、分からない。(砂利で遊ぶなんてことは俺たちくらいしかしなかった)

そして「なんなんやろーwwすごwww」とか言いながらまた剣を砂利で作ってた。
Sは剣を作らずに、俺が作ってる剣を見ながらしゃべってた。
俺が少し大きめの剣を完成させた。その形は今でも覚えてる。
それが出来た瞬間

「たーたらたらー」 と、またあの音楽がすさまじく聞こえた。
前回より音がでかい。びびって、また固まった。

直後、地震が来た。震度3~4くらいだったと思う。空は相変わらず紫色で薄暗かった。小雨も降り始めていた。
2人で「今またきこえたよな!!ほかのやつらも聞こえたんかな!」
とかテンションすごい状態だった。放送でグランドに退避って言われて、走りながらグランドにいった。
他の奴らにそのことを話したが、信じてもらえなかった。

そのあと教室に戻って、5限目の最中は凄まじく豪雨が降った記憶がある。

6限目のときはめっちゃくちゃ晴れた。
2人で一緒に帰った。俺は家に帰らず、Sの家に直通で遊びにいくことにした。
Sの家へは、正規の通学ルートを使わずに、林の中を通ると近く、他の生徒もそうしていた。

2人で帰っていたとき、周りにぜんぜん人間が居なかった。それと、妙な感じがしていた。(言葉にできない感覚)

帰る途中の道 林なので複雑に曲がったり、上ったり降りたりする。林というより山みたいなもんだが。
今から話すのが怖かったこと。帰る途中のその複雑な道のりに沿って
俺らが歩くことを読んでいたかのように、モンシロチョウが列になって死んでいた。
15匹くらいは居ただろうか。道しるべのように、その林を抜けるまで、俺たちの通るルートをエスコートするように
葬列になって死んでいた。本当に謎。そいつと会うたび絶対にその話をした。
怖かったけど、やはりテンションが上がっていた。マゾなのか。



おまけ(怖いかも)
3時半に学校を出て、そいつの家につくのは4時ごろのはずなのに
そいつの家についたら、なぜかもう8時になっていた。これも不思議。
外は明るかったが、そいつの両親が「こんなじかんまで何処いってたん!」と怒った。
俺はそこから自宅に帰った。9時近くになると思ったら、家についたら何と4時40分だった。

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