若い女性や子どもが入ってはいけない場所

180 名前:本当にあった怖い名無し :2006/05/23(火) 22:45:10 ID:GD9BNZh50

思い出して怖くなったので、流れを読まず書き込みます。

私の母の実家の話です。
不思議なことに、実家では若い女性や子どもが入ってはいけない場所があるのです。
とうとう先日、その理由を聞く機会に恵まれました。

話は4代前に遡ります。祖父の母(義理ですが)のお話だそうです。仮に富子さんとします。
富子さんは隣の村から嫁ぎました。しかし、結婚式を行ってから、彼女が妊娠していることが分かったそうです。
誰の子かは頑として口を割らなかったそうですが、夫の子でないことは確かだったらしいです。
送り返そうにも、偉い人の口利きで決まった婚姻なので離婚するわけにも行かず、
やむなく留め置いたそうですが、富子さんへのいじめは熾烈を極めました。
その結果、彼女は流産してしまいました。

ここまででもひどい話ですが、その「場所」に関わる理由はそれだけに収まりません。
実は、流産といっても死んで生まれたわけでもなく、
早産で生まれた赤ちゃんを放置されたため、結果死んでしまったというのが本当だそうです。
その子は実家の墓に入れてもらうこともできませんでした。
ですが、彼女は手段を尽くし、無縁仏として赤ちゃんの墓をたててもらいました。

ところが、実家の人たちはそれすら面白くなかったらしく、
赤ちゃんの墓を壊し、その墓石を大黒柱の支えとして離れを立て、富子さんを閉じ込めました。
祖父は親戚から養子として迎え入れられたようですが、義母である彼女を一度も見たことがありません。
ただ常に雨戸がたてられている離れの窓に、実家の人が食事を投げ入れる所を見たそうです。

その建物については、言われたとおり近寄ったことがないので真偽すら分かりません。
ただ、女子どもは近寄ってはいけない場所があるといわれていること、
富子さんと言う女性がこの家にいたことは確かです。


181 名前:本当にあった怖い名無し :2006/05/23(火) 22:52:48 ID:hZ5WhY1V0
女子供が入ったらどうなるのかも訊いてくれ


183 名前:本当にあった怖い名無し :2006/05/23(火) 23:24:34 ID:GD9BNZh50
>>181
「女子どもが近寄ってはいけない」という命令は、離れの建てられたころからありました。
そのため呪いにかかる、などという出来事があった結果ではないようです。
祖父も、子どものころこっそり覗きに行ったそうですが、何もありませんでした。
祖父の父(富子さんの夫)は、内縁の妻との間に二人の娘をもうけましたが、
彼女たちの死因にも不思議なところはありませんでした。
その二人の娘は、精神疾患を持ち子どもを持つことはありませんでしたが、
他の親戚にもよくあることなのでそのせいとはいえません。

ただ、この話を読んでいただければ分かることですが、私を始め、実家の血筋は
性格的に温和で常識的と言い難いところがあります。
そのためか、精神疾患を持つ女性が親族に多くいるのです。
60代にもなると、3人に2人が精神科にかかるという有様です。
怖いといえば、家自体が怖いかもしれません。

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