山伏のかっこした人たち

637 名前:本当にあった怖い名無し :2006/03/26(日) 20:20:35 ID:zDJhRP/y0

俺が高校生の時の話です。
日曜日に部活にでてきたところ、宮城ナンバーの観光バスが三台ほど止っていました。
「秋田のこんな何もない田舎に何しにきたんだ?」と思い、ふと見るとそばの空き地で山伏のかっこした人たちが
祭壇みたいなものを作り、なんか儀式めいたことをして帰っていった。
それからしばらくの間、怪奇現象的なことが頻繁に起きるようになった。
夜の11時頃まで部活(遊んでいた)をした帰り、痩せこけてボサボサ髪のばーさんが人形をおんぶして
夏なのに着物のような物をうえからはおり、つったっていた。
俺等は「呆けてんのかな」、「つーか、暑くねーのかな?」なんて話をし通り過ぎていった。
帰り道そこから1キロ程行くと、両脇が空き地と田んぼしかない長い直線道路にでるのだが
車道と歩道がちゃんと分かれているのに、車道の真ん中に人が立ってるのが見えてきた。
近づくにつれ全員がバカ話をやめ、チャリンコをこぐスピードが上がっていった。
車道の真ん中にいたのはさっき見たばーさんだった。
俺は見間違いじゃないかと目を合わせないように横目で確認したが、間違いなくあのばーさんだった。
灯りがあるところまで必死にチャリをこぎ、そこにいた全員で話をしたが
車も通らなかったし、どー考えても先回りはできない。
ちなみに俺はこの話を他人すると、車をぶつける等の不幸がおきます。(俺にだけ)

前の話へ

次の話へ