次の駅すぎたら楽になるから

964 名前:本当にあった怖い名無し :2006/02/22(水) 15:56:56 ID:h/ViDtmf0
小学生高学年の頃、母、妹、叔母と共に叔母の家の近所の
お寺に行った。行く道中、歩いている最中に
「あ~後ろから白い犬連れたおじさんが来てるな~」
と思った。見たのかどうかは今ははっきりしないけど。

お寺は以外と大きくて、観光名所っぽい感じだった。
母と叔母が何か小山(5m位)に積んである石に
線香とか添えていた。私と妹は暇だったので、
行くなと言われていた奥の方に池を発見し、そこで遊んでいたら
母が物凄い形相でやってきて、
こてんぱんに怒られ、私だけ背中と肩を何度も叩かれた。

帰る事になり、また、あの犬のおじさんがいるな~と思った。

その後、電車に乗って家に帰る事になったのだが、
私は急激に気分が悪くなり、電車の中で吐きまくっていた。
しかし母はあっさりとした口調で
「次の駅すぎたら楽になるから」と言った。
実際、次の駅を過ぎたら嘘のように楽になった。

理由を聞いたが、「今はまだダメ」と言われ、数日後に
「アンタはあの池で良くないものを拾ってきた。あのおじさん
だけだったらまだ良かったのに、池なんかに行くからだ!」
と怒られた。おじさんの話とかしてなかったのに何故知ってる?
楽になった駅は何か境界線?みたいな所で、
それ以上は憑いて来れなかったらしい。

何か私は色々拾ってくるらしく、何度か母に
家に入って来るな!と怒られ、塩とか数珠とか投げられた。
今はもう母も他界していないので、
自分に何が憑いてるとか判らない。憑いてませんよーに………。

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