大好きだったじいちゃん

809 :本当にあった怖い名無し:2007/07/17(火) 18:31:33 ID:S68ptj5B0

大好きだったじいちゃんが死んだ。
「94歳まで生きたんだから大往生だ」って叔父は言う。
通夜がすみ、親戚たちが酒を酌み交わし、じいちゃんの思い出話に笑いもおきていた。
そうした席に、親戚の子供たちも飽きてきたのだろう。
何人かで集まり、そこらじゅうを奔り回っている。

そのうち子供たちが集まり、じいちゃんの棺の周りでヒソヒソ話し出した。
「ボソボソ・・・」
?何を言ってるのかは聞こえない。
「ボソボソ・・・」
?ぼそぼそ言ってはじいちゃんの顔をじーっと見つめ、また何かヒソヒソと話しをしている。

まるで儀式のように、子供たちは両手を上に挙げた。
今までぼそぼそとしか聞こえなかった言葉を、両手を挙げた子供たちは大きく叫んだ。

「ザオリク!!!!!!」

















937 :本当にあった怖い名無し:2007/07/18(水) 12:21:07 ID:7AL6OLSfO
>>809は作り話って考えるとそこで終わるんだけど、
よくよく考えると、危惧されてる子供の死についての意識とかじわじわくる。

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