旦那の友人A君

114 名前:1/2 :2005/11/07(月) 12:48:37 ID:6MVhkdt00

本当にほんのりというか、オカルトではないのですが、旦那の体験談です。

旦那の友人A君が、遠縁の方を頼って京都に引っ越すことになりました。
遠縁の方は某職の職人さん達の大将で、
急に仲間が一人抜けて困っていたようです。
すぐに来れるなら住む所もこちらで用意すると言われ、
休職中だったA君は大喜びでこの話を受けたそうです。
旦那と他友人3人は、遊びがてらA君の引越しの手伝いに京都に向かいました。

A君に用意されていたのは、遠縁の方が持っている
2階建てのアパートだったそうです。
小奇麗で、いかにも若い人向きのアパートで、
A君も「今の部屋より全然良いかも」と、はしゃいでいたそうです。

部屋に入るまでは…

問題の部屋、どうやら急に抜けてしまったという
お仲間が住んでいたらしいのですが、
家具はおろか、日用品、衣服にいたるまで、
とにかく家財道具一切が、そのまま残されていたそうです。
ちょっぴり不気味に思ったものの、
「これなら何も買わなくって済むな~。ラッキー」と
無理やりテンション上げて引越しスタート。
しかし、
 なぜかベットに立てかけてある松葉杖
 何もかも残されているのに見当たらない寝具類
 (ベットは骨組のみ、スプリングもなし)
 押入れの壁にあいた大穴
 壁の一面だけ、妙に新しい壁紙
 極めつけは、ベットの下に敷かれたマットの下に
 …バスケットボール大の赤茶けたシミ………

A君は結局、旦那たちと一緒に帰ってきました。

長文失礼しました。

前の話へ

次の話へ