臭い煙の臭い

775 名前: ◆6paZ2PPnRg :2005/10/26(水) 05:59:22 ID:GsEJnzUa0

ここでいいのかわかんないけど書いたからカキコ。

今もまた臭い煙の臭いがする。
締め切った部屋の隙間からわずかに入ってくるだけなのに強烈な異臭。

晩暗くなると何かを燃やす人が居る。
最近は早朝にも焼いているようだ。
1年前2年前よりもはるかに回数も増えている。
野焼きは一部許可されているが、とても草木を焼いている臭いなどではない。
細切れにした死体を焼いているのではないかと思えてくる。
この異臭は「死体を普通に焼くとこんな臭いです」と言われれば何の疑問も感じさせない
そんな特殊な臭いである。

その犯人と思われる人物は予想出来ている。
地元中学校の近くで整骨院をやっている、癖があり昔から近隣からやや嫌われている人物である。
僕が中学生になる少し前くらいにその場所に整骨院を建てたと記憶している。
ただ、僕が中学生になったときには既に生徒だけでそこに行かないようにと
教師達から言われていた。
開院したころは近くで生徒も学校帰りに利用することもあったようだが、2年ほどすると
女生徒がいたずらされたという話がいくつも聞かれるようになったからだった。

今は整骨院をやっているが、それまでは定職にもつかず何をしているのかわからない、
と周辺住民に薄々気味悪がられていたりした人物。
以前には1日中吠えまくる犬を飼っていて、近所の子に噛みついたりしたこともあった。
原チャリや軽トラに犬を繋いで無理矢理走らせていたりして、頭がおかしいんじゃないかとも
言われていた時期があった。

そんな人物が妙な時間に周辺住民の迷惑を考えず異臭を発生させているのである。
やはり単に頭がおかしいのか、重罪に手を染めているのかわからない。


次に書くことは僕本人が経験した事である。
それは小学校中学年の頃、まだその人物が整骨院を開院する前のこと。
1人で学校から帰っていた。
自分の家まであと300mほどのところだった。
(ちなみにその人物の家は僕の家の100mほど離れた場所)
原チャリに乗った人が突然側で止まり、「ぼくよぉ、乗っていかんか」
と声をかけてきた。

今ではその人が近所の人であると知っているが、当時は全くの他人、
誘拐されると思った僕は怖くて固まってしまった。
「ええから乗れやぁ」
かなりしつこく誘われたが、首を横に振って断るのが精一杯だった。
当時自動誘拐が頻発していた時代、本当に怖かった。

その人物は僕のことを知っていたのかも知れないが、こっちからすれば
一度も話したこともなければ顔も知らない人。
そのとき安易に誘いに乗っていたら・・・
その可能性は十分にあったと思われる。


その人物が何を焼いているのかは謎のままであるが・・・

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