両親は二人とも

36 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/03/03(土) 01:12
今から10年位前、県外の知り合いのおじさんの家に泊まりに行ったときの話しです。 
家は一戸建ての平屋、そこにおじさんは一人で住んでいました。 
泊まりに行った時、おじさんは仕事に出ていて、僕は家で一人で待つ事になりました。 
僕は眠気に襲われ、仏間の隣りの部屋でウトウトしていると、夢を見ました。 
妙にリアルな夢で、その夢の中でも僕は同じ部屋で寝ており、 
僕の枕もとで見知らぬおばさんが正座で座っているのです。 
そしてしばらくすると僕の顔を覗き込み言うのです「あ~、良く眠っているね~」 
直後に僕の上に倒れこんできて、金縛り・・・・。 
その後しばらくして金縛りが解け、僕は夢を見たものと思い込み、 
もう一度眠りたいと思いました。しかし少し怖いので近くにあったラジカセに 
持ってきたカセットテープを入れ、音を小さい音で流し、寝転がりました 
しかし眠るか眠らないかの時に、ラジカセが開きカセットテ-プが 
”ガチャガチャガチャ”と鳴るのです。 
驚いて起きた僕はもう眠る事ができず、じっとおじさんの帰りを待ちました。 
夕方おじさんが帰って来てからこの話しをすると、 
神妙な顔で「それは僕の母親かも知れない」と言いました。 
何故かと聞くと、「僕の両親は二人とも自殺なんだよ」 

前の話へ

次の話へ