はーなーこーさーん
699 名前:682 :2005/05/15(日) 17:16:32 ID:mERtDp3B0
結局電池がまだ残ってるって事でいいんだな。なんかスッキリしたなあw
という訳で別の話を。
小学校の頃、怪談話がすごく流行った事があって、休み時間は皆そろって誰かが持ってきた怖い話の本を囲みキャーキャー言って読んでいた。
自分は当時、ワガママな友達に子分みたいな扱いを受けていたのだが、ある日その子に「このトイレの向かって右側の、奥から3番目の個室に花子さんがいるんだって。ちょっと呼んでみてよ」と、噂の立ってたトイレに引きずり込まれた。
あんまりそういうのを怖がるタチでもないので、まあいっか、と素直に引き受け、件の個室の前に立った。
友人はトイレの入り口の壁に隠れて廊下からこっそり見ていた。
どうせ何も起こるまい、と教わった通りに3回ドアをノックし、「はーなーこーさーん」と
間抜けた声で呼びかけた途端、中でガタンと物音がした。
途端に外で見ていた友人は悲鳴をあげて逃げていってしまった。
勝手に巻き込んでおいて見捨てて逃げるとは薄情な、思いながら中を改めたが、誰もいなかったし何もなかった。
その後特に何があった訳でもない、これだけの話なのだが、未だに何の音だったのかちょっと気になっていたりする。