小鳥の置物

682 名前:本当にあった怖い名無し :2005/05/15(日) 01:34:30 ID:mERtDp3B0

流れをぶった切って全然方向性の違う話を投下してみる。 
小学生の時に、弟と一緒に小鳥の置物を一つずつ買ってもらった。 
センサーが入ってて、振動を感じると鳥の鳴き声が流れるというやつ。 
自分が中学に上がる頃には、弟の鳥は電池が切れてとっくに鳴かなくなっていた。 
…が、自分の鳥はまだ鳴く。弟の鳥のほうが比較的よく鳴かせていたので、 
それより電池の消耗が緩やかなのだと思っていたが、中学出てもまだ鳴く。 
高校。流石に怪しく思い、家族に電池を入れ替えたかと確認したが、「そんな面倒な事 
誰がわざわざするか」との事。ボタン電池ってそんなに保つものだろうかと訝る。 
現在大学4年。鳥はまだ元気にぴいぴい鳴いている。勿論誰も電池入れ替えてない。 
未だ鳴き止む様子を微塵も見せない鳥に対する「きっと生きてんだよ」「シッポを 
コンセントに突っ込んで自ら充電してるんじゃない」という非科学的な家族の言葉に 
「きっとまだ電池残ってんだよ」と科学的に言い返す日々。 

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