酒がめ

396 :本当にあった怖い名無し :05/02/16 12:08:03 ID:fxaA3pu/0
漏れの見た夢の話。 
他人の夢の話なんざ面白くもないだろうがまぁ聞いてくれ。 


気がついたら若い(現在のリアル年齢に比べて)が同年代の仲間二人と古い土蔵の中にいたんだ。 
だけど、"現代人としての自分"な自我はなく、夢の中の自分は記憶から言動から武士そのものだった。 
自分の藩が攻められて、城は落ちる寸前。 
土蔵に積んである酒がめの山を守るために漏れらは配置されていた。 
実際は戦力にならんからそこに配置されたような感じがする。 

そしてその土蔵に数人の人が来た。 
内側から閂はかけてあったが、程なく彼らは入ってきた。 
漏れは、テレビなんかで見る日本刀よりはるかに短く頼りない40cmくらいの日本刀を構え 
最初に入ってきた男に突き刺した。 
突き刺したと言ってもかなり力任せで、人間って物凄く硬いんだなというような印象を持った。 
刺した刀を引き抜こうとした矢先に、自分の腹部にとてつもない冷たさを感じた。 
内臓に氷を入れたような酷く冷たい感覚、痛みは全くない。 
そのうち呼吸が出来なくなり、 
気がついたらベッドの上で息をついていた。 


慌てて自分の腹部を確認したら、酔っ払って帰宅した際そのまま眠り込んでたらしく 
ジーンズに着けていたベルトのバックルが腹に当たって赤いアザができていた。 

思わず笑ってしまったが、漏れはなぜ酒がめなんざ守ろうとしてたんだろう?(´・ω・`) 

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