材木の木目に

110 :本当にあった怖い名無し :05/02/04 01:21:50 ID:r0jF7PA2O
かなり前だけど5年勤めた木材加工工場が、大きな紡績工場跡地の一画に移転した。 
ひと月ほどすると材木の木目に、たくさんの顔らしきものが浮かび上がってきた。 
それらしく見えるのには馴れていたから、材木を逆にしたり裏返したりしていた。 
近接する住宅の地価が結構安いので、半分本気で購入を考えて調べてみると、その一帯は江戸時代は「さらし場」だったらしい。 
紡績工場建設時にはかなりの数の人骨が出たという。 
知ってしまうと妙なもので、数多くの顔にジロジロと見られているようで居心地が悪かった。 
やがて事務所の女性事務員の腕に、二筋のタトゥがある幻覚を見るようになってしまう始末。 
過労やストレスって半端じゃなく怖いよね。早々に転職しました。 
みなさんも気をつけて。 

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