「道まちがった」

71 :本当にあった怖い名無し :05/02/02 23:32:14 ID:DCoGWL/x0
小学校4年、春休みにクラス保護者同伴で、生駒山に登った。 
ルートは忘れたんだが、途中までケーブルで登って、そっから徒歩。どっかの 
公園で落ち合うことになってたらしい。 
私は妹と、その前を歩くクラスメートについていた。そのクラスメート(2人)は 
歩くのが早く、ついていくのがやっと。やがて後ろの集団と完全に離れた。 
ずいぶん歩いたところで、前を行く2人が「道まちがった」と言い出した。 
こっちは信じてついていってたから、道がわかるどころじゃない。 
ところがその2人は、ずいぶん自信たっぷりに、来た道を戻り、途中から別の道を 
歩きだす。途中、ここは獣道じゃ、というところを通ったり、車道を横切って、さらに 
獣道に入ったりで、ほんとうにだいじょうぶだろうか、と妹と2人で囁きあってた。 
だが、(多分20分ほど)歩いたところで、親たちが集まってるところに行き着いた。 
ずいぶん心配かけたみたいで、親は半泣き(無理もない) 

そのあとは何事もなく遊んだが、しばらくは「もし迷ってたら」とずいぶん怖かった。 
あのクラスメート(もう名前も覚えてない)は、どうして山道なのに近道を知っていた 
のかいまでも不思議だ。 

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